俳優の吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部（まひろ）を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』（日曜午後8時）。第47回では大宰府に行ったまひろと一緒にいた周明（松下洸平）が刀伊の入寇に巻き込まれ、倒れる様子が描かれた。危険を感じ、大宰府から都に戻るようにまひろを必死に説得した従者・乙丸（矢部太郎）にSNSでは「心が尊い」と絶賛する声であふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　第47回では異国の海賊との戦いに巻き込まれた周明が最期を迎える様子が描かれた。まひろは都に戻る隆家（竜星涼）に「ともに帰るか」と聞かれ、しばらく答えなかった。そんなまひろに乙丸は「私はきぬに会いとうございます」と語った。まひろは「ならば乙丸だけお帰りなさい」と告げた。

　すると乙丸は「お方さまも一緒でなければ嫌でございます」「帰りましょう。帰りたい。私は帰りたい。都にかえりたーい。きぬに会いたーい。会いたい。帰りたーい。帰りたーい」とだだっこのように繰り返し叫んだ。結局、乙丸の懇願が功を奏したのか、まひろと乙丸は都に帰ることに。

　SNSでは「乙丸が初めて自己主張」「乙丸の心が尊い」「初の絶叫」「ここで泣かされるとは」「いい従者」「かわいい」「必死の叫び」「心からの叫びに涙」「魂の訴え」「乙丸頑張れ」「今作の良心」と乙丸の叫びに感動の声が飛び交った。