嵐・相葉雅紀、来年も舞台で主演 ドイツ名作にチャレンジ「全力で挑ませていただきます」

嵐・相葉雅紀の主演舞台『グッバイ、レーニン!』(東京・PARCO劇場など)が2025年春に上演されることが9日、発表された。同作は、ドイツで大ヒットした同名映画を舞台化した作品。相葉にとっては、22年に主演した『ようこそ、ミナト先生』以来2年ぶりのストレート舞台出演、今年10月に挑戦した音楽朗読劇『THANATOS~タナトス~』以来の舞台出演になる。

舞台『グッバイ、レーニン!』で主演を務める相葉雅紀
舞台『グッバイ、レーニン!』で主演を務める相葉雅紀

3月9日初日『グッバイ、レーニン!』

 嵐・相葉雅紀の主演舞台『グッバイ、レーニン!』(東京・PARCO劇場など)が2025年春に上演されることが9日、発表された。同作は、ドイツで大ヒットした同名映画を舞台化した作品。相葉にとっては、22年に主演した『ようこそ、ミナト先生』以来2年ぶりのストレート舞台出演、今年10月に挑戦した音楽朗読劇『THANATOS~タナトス~』以来の舞台出演になる。

 バラエティー番組のMCなどテレビでの活躍の他、ドラマ、映画といった映像作品を活動のメインにしてきた相葉が、来年も舞台に出演することになった。来年3月9日にPARCO劇場で初日を迎え、4月には福岡、大阪で上演される『グッバイ、レーニン!』だ。

 同作は東西ドイツが統一前の東ドイツが舞台で、国家の政治的な背景ばかりでなくコメディー要素も織り込んだ家族にまつわるハートフルな物語。2003年にドイツで公開され、ドイツだけでも600万人以上を動員し、ゴールデングローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされた。そして、「ここ数十年の間で最も成功したドイツ映画の1つ」と位置付けられている。

 演劇作品としては、21年に初めてドイツで舞台化された。映画の脚本を手掛けたベルント・リヒテンベルク氏自身による舞台作で「映画にはない、演劇ならではの仕掛けも盛り込まれた作品」に生まれ変わった。そして、来春に日本での初演決定。演出は今年9月に新国立劇場の芸術参与に就任し、日本演劇界をけん引する演出家の上村聡史氏が担うことになった。

 相葉は主人公のアレックスを演じるが、相葉と上村氏が東京発の『グッバイ、レーニン!』をどうつづるかも注目される。稽古は来年に入ってからになるが、相葉は「今から数十年前の出来事をテーマにした物語ではありますが、脚本を読んだ時、作品に描かれる時代の流れに翻ろうされる人々の姿、家族を思う温かい心は、今の時代にも共感できるような生き生きしたものが息づいていると感じました」とコメント。その上で「上村さんの演出によって描かれる作品の世界に飛び込み、全力で挑ませていただきます」と意気込んでいる。

<ストーリー>
 主人公アレックスは、母と姉と3人で、東ドイツの首都ベルリンに暮らしている。父はアレックスが幼いころに西ドイツに単独亡命していた。東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスは家族に内緒で反体制デモに参加、警官ともみあっていたところを、偶然通りかかった母に見つかってしまう。 母はそのショックから心臓発作を起こし、8か月間昏睡状態に陥ってしまうが、ある日突然目を覚ます。

<上演期間>
・東京公演(PARCO劇場):3月9日~31日
・福岡公演(キャナルシティ劇場):4月5日~7日
・大阪公演(森ノ宮ピロティホール):4月11日~15日

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