朝倉海、UFCデビュー戦は2Rチョークで失神負け…本人は呆然 日本人初&アジア人男子初の歴史的快挙はならず
格闘技イベント「UFC310」が7日(日本時間8日)、米ラスベガスのT-Mobileアリーナで行われ、メインのUFCフライ級タイトルマッチではUFCデビュー戦の朝倉海(ジャパン・トップ・チーム)が王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)に2R・一本負け。勝てば日本人初、アジア人男子初となるUFC王座戴冠の快挙だったが、お預けとなった。
UFCデビュー戦でいきなりタイトルマッチ
格闘技イベント「UFC310」が7日(日本時間8日)、米ラスベガスのT-Mobileアリーナで行われ、メインのUFCフライ級タイトルマッチではUFCデビュー戦の朝倉海(ジャパン・トップ・チーム)が王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)に2R・一本負け。勝てば日本人初、アジア人男子初となるUFC王座戴冠の快挙だったが、お預けとなった。
セコンドを務めた兄・未来とともに初めて上がったUFCのオクタゴンで洗礼を浴びた。過去2度防衛、6連勝中だった王者の前に屈した。
RIZINのテーマで入場した海。スタンドでは日の丸も揺れた。1R、いきなり飛びヒザを放つ。しかし組み付かれる展開。ケージに押し付けたが、離れようとしたところで寝かされてしまった。うまく立ち上がると、再びスタンドの展開へ。パントージャの打撃をもらいながらも、ヒザを使った多彩な攻撃を当てるが、被弾の数も増えていった。
2R入ってすぐパントージャの打撃を被弾。ケージに押し込まれ、バックをとられる。そのままグラウンドの展開へ。バックチョークを決められ、海は失神。レフェリーがストップした。すぐに意識を取り戻した海は呆然とした表情で唇をかみしめていた。
海は愛知・豊橋市出身の31歳。兄に突然仕掛けられた“路上スパーリング”をきっかけに本格的に格闘技をはじめ、2012年にDEEPでデビュー。THE OUTSIDERでキャリアを積み、2017年12月にRIZINデビュー。第3代・第6代RIZINバンタム級王者。今年6月にUFCと契約。RIZIN王座を返上していた。