女子大生がベンツ・ゲレンデで家族を乗せて初サーキット 国内外の名車自慢の“カー女子”が極上体験

東京・代官山から静岡・富士スピードウェイまでのツーリング、本場コースのサーキット体験走行。クルマの楽しさを大満喫した1日になった。カーオーナー同士の交流会である、代官山モーニングクルーズと富士ファンクルーズによる初めてのコラボ企画が8日に開催された。「女性ドライバー」をテーマに据え、想定を上回る参加者が集まり、37台のこだわりの愛車が駆け付け、同行者を含めた64人が極上空間を過ごした。

女性ドライバーたちのこだわり愛車が富士スピードウェイに大集合【写真:ENCOUNT編集部】
女性ドライバーたちのこだわり愛車が富士スピードウェイに大集合【写真:ENCOUNT編集部】

代官山モーニングクルーズと富士ファンクルーズが初コラボ 豪華デモカーにも仰天

 東京・代官山から静岡・富士スピードウェイまでのツーリング、本場コースのサーキット体験走行。クルマの楽しさを大満喫した1日になった。カーオーナー同士の交流会である、代官山モーニングクルーズと富士ファンクルーズによる初めてのコラボ企画が8日に開催された。「女性ドライバー」をテーマに据え、想定を上回る参加者が集まり、37台のこだわりの愛車が駆け付け、同行者を含めた64人が極上空間を過ごした。

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 毎月第2日曜に開催している代官山モーニングクルーズと、富士モータースポーツフォレストが主催する富士ファンクルーズがスペシャルタッグを組んだ。

 早朝の集合は、代官山 T-SITE 駐車場。カラフルでピッカピカの個性あふれるクルマが続々と姿を見せた。参加車両は多彩なラインアップで、富士スピードウェイ合流を含めると、アバルト595やアルファ・ロメオ ジュリエッタ。“ポルシェ女子”も負けてない。911、718スパイダーやボクスターが風格をにじませた。

 国産車もスポーティーな名車ばかり。トヨタ・カローラレビン(AE86)、SUBARU BRZ、マツダ・ロードスター、ホンダ シビック タイプRが存在感を示す。さらに、いぶし銀のトライアンフ・スピットファイアも圧巻のオーラを放った。

 念願のサーキット体験会は、レーシングコースを3周。参加者たちはアクセルの加速度やコーナーリングの感覚を思い思いに感じ、冬空の富士山の勇壮な景色に目をやりながら、快走を見せた。

 朝の交流を終えると、早速ロングドライブだ。安全運転で富士スピードウェイに到着。記念撮影を終えると、お楽しみのごちそうが待っていた。富士スピードウェイホテル アンバウンド コレクション by Hyattのぜいたくランチに舌鼓を打った。

 その後は、協賛自動車メーカーなどのプレゼントや表彰式が行われ、クルマ愛好家にとって最高の盛りだくさんの特別企画は、終始笑顔であふれた。

 参加者の中で、メルセデス・ベンツ G 350d、人気モデル・ゲレンデのハンドルを握ったのは、今回の参加者で最年少20歳、大学2年生の女性だ。両親と3人で参加。父親はドライバーライセンスを保有し、過去にル・マン24時間レースにPRの仕事でも関わったことがあり、現在はサーキット関係の仕事に就く業界人。実は、サーキット走行の“デビュー戦”だと言うのだ。お父さんのゲレンデで高速道路も初めて走行した。

 18歳で免許を取得し、新成人を迎えるタイミングで、サーキットに初挑戦。「普段は軽自動車やレンタカーがほとんどなので、お父さんのクルマに乗ってみたかったんです。いつもは(ゲレンデに乗る)許可が下りないので(笑)」。

 幼い頃から父に連れられて、サーキット場通い。筑波サーキットの芝生で、生まれて初めてよちよち歩きをした。車の免許はマニュアルで取得。「お父さんは車好きなの?」と教官全員から聞かれ、驚かれた。免許取得後は、熱海や湘南、那須高原に軽井沢スキーなど、ドライブを楽しんでいる。

富士スピードウェイのコースから見る富士山の絶景(助手席から撮影)【写真:ENCOUNT編集部】
富士スピードウェイのコースから見る富士山の絶景(助手席から撮影)【写真:ENCOUNT編集部】

富士スピードウェイを初走行「富士山がきれいで、印象的でした」

 この日のために父は、ロータス エリーゼとジャガーを含めた愛車の中から、ディーゼル 直6エンジンのゲレンデをチョイス。タイヤの空気圧などを調整して万全の準備を整え、サーキット走行中はスピードの加減やライン取りなど的確にアドバイスを送った。取材を受ける中で、父と自動車との深い関わりを聞いて、「初めて知りました。ここまでクルマ好きだったんだ(笑)」。素朴な感想を口にすると、家族みんな大爆笑だった。

 サーキット走行は無事に終了。「クルマを自分で運転する側になって、初めて見るいろいろな景色の楽しさを知りました。今回も富士山がきれいで、印象的でした。サーキット走行を通して、頭を使って運転することを実感しました。新鮮でしたし、また機会があれば走ってみたいです」と、爽やかな笑顔で語った。

 この日は、海外の有名ブランドを中心に、7メーカーがスペシャルなデモカーを用意。トヨタ GRヤリス、BYD シール、ロータス GT エメヤ、プジョー408 GT ハイブリッド、アルファ・ロメオ ジュリア クアドリフォリオ、ベントレー ベンテイガ アズール、メルセデス・ベンツ EQAで、参加者は実際の乗車するなど、最高のひとときを過ごした。

 また、モータージャーナリストで、テレビ神奈川『クルマでいこう!』にも出演している藤島知子氏が参加し、総括などを行った。

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