四千頭身・後藤拓実、M-1準々決勝敗退も「トリオ漫才では実質優勝」「埋もれないように」

お笑いトリオ・四千頭身の後藤拓実が6日、都内で行われたコラム集『安心できる男(ひと)』(中央公論新社)刊行記念トーク&サイン会を開催。イベント前に後藤は囲み取材に応じ、同書の見所を語った。

自身のコラム集が発売となった四千頭身・後藤拓実【写真:ENCOUNT編集部】
自身のコラム集が発売となった四千頭身・後藤拓実【写真:ENCOUNT編集部】

5年にわたるコラム集発売に「昔、調子に乗っていたこともわかる」とPR

 お笑いトリオ・四千頭身の後藤拓実が6日、都内で行われたコラム集『安心できる男(ひと)』(中央公論新社)刊行記念トーク&サイン会を開催。イベント前に後藤は囲み取材に応じ、同書の見所を語った。

同書は、読売新聞夕刊「popstyle」で5年間連載していた「思うじゃんけん」をまとめたコラム集。芸人の動画を見ていることを隠した放課後、ヤンキーと対峙(たいじ)した学園祭、養成所で出会ったとんでもない相方、タワマンからの引っ越ししたいきさつ、ネタ作りの秘密といったエピソードのほか、セルフ解説や、相方2人による「読書感想文」も収録した。

 後藤は第一声、「大変うれしいです。長く連載させていただいていたものなので、自分のためにも良かったなと思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべ、「読んでいただければわかると思うのですが、前半は調子に乗っています。調子に乗ったところから、現実の難しさを知りながら丸くなっていく感じが、時系列順に掲載しているので、徐々にその感じがわかると思います」とアピールした。

 さらに後藤は、「これから世に出ようとする芸人がこんなにいるのかと思うと、油断ができないというか、あぐらをかいていられないし、そういった人たちが実際に売れていきますからね」と現実の難しさについて言及しつつ、「ちょっと埋もれないように頑張りたいと思うのですが、今年のM-1グランプリは準々決勝敗退となりました。でも、1万組いて、130組には入っているので、実質、トリオ漫才では優勝かなと思っています」と笑いを誘った。

 また後藤は、「コラムだとネタと違って(相方の)都築と石橋が出てこないので、自由に書けました」と話しつつ、「今度はエッセイというより、物語性のものが書けたら、大先生への一歩なのかなと思います」と意欲を見せていた。

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