俳優の井浦新が5日、都内で行われたその年の新作時計の中から、真に価値のあるラグジュアリーな時計をカテゴリー別に選出する『Precious WATCH AWARD』発表・贈賞式に出席した。井浦は今年、最も輝いた時を過ごした人に贈られる『MEN’S Precious』部門　時の人賞を受賞し、「50になって、節目の年にこのような賞をいただけるのは励みになりました」と喜びの声を上げた。

　今年、NHK大河ドラマ『光る君へ』など参加したドラマは3作品、映画公開は5作品と忙しい1年となった井浦は「いつも台本を読んでいた1年だったと思います」と振り返り、「俳優をはじめて、今が一番忙しいのかなと思う瞬間をありがたいことに毎年更新させていただいています。2024年は一番忙しく充実した1年だという実感があります」と感慨深げに語った。

『Precious WATCH AWARD s』は、小学館が発行するファッション誌『Precious』『MEN’S Precious』が、独自の視点、各界の目利きによる審査により、今年の新作ウォッチを表彰する授賞式。7回目の開催となった今年は、『MEN’S Precious』部門の井浦のほか、『Precious』部門の時の人賞に板谷由夏が受賞した。

　同世代の板谷とは『光る君へ』で夫婦役を務め、雑誌『Precious』9月号でも共演した。井浦は「雑誌撮影は楽しかったんですけど、気恥ずかしさがありました。心の距離が近い分、突然見つめ合ってほしいと言われると照れちゃう。芝居ではなく、スチールでの撮影だとまた違う世界観でやるんだなと新鮮に感じました」と回顧。板谷が「照れてるなと思った」と横やりを入れると、下を向きながら照れ笑いを浮かべた。

　また、MCから来年の抱負を聞かれた井浦は、「過去も未来も大事なんですが、俳優のお仕事をやらせていただいてから、ブレずに真っすぐ進んできています。2025年も自分の心がブレずに同じように真っすぐ進みながら、最高潮に忙しかった今年を越えていく1年にしたい」と意欲を見せた。