はやぶさ、2025年に全国ツアー開催決定 91歳・鶴岡雅義が作曲手応え「非常に良いものができた」
ムード歌謡グループ・はやぶさのヒカルとヤマトが、5日に赤羽ReNY alphaで新曲『夜霧のセレナーデ』のリリースを記念したスペシャルライブを開催した。公演前、2人は報道陣の囲み取材に応じ、今後の意気込みを語った。
取材会で『夜霧のセレナーデ』を披露
ムード歌謡グループ・はやぶさのヒカルとヤマトが、5日に赤羽ReNY alphaで新曲『夜霧のセレナーデ』のリリースを記念したスペシャルライブを開催した。公演前、2人は報道陣の囲み取材に応じ、今後の意気込みを語った。
今回は“ムード歌謡”をテーマに、鶴岡雅義と東京ロマンチカのリーダー・鶴岡雅義作曲の、はやぶさムード歌謡三部作『外苑西通り』、『赤坂レイニーナイト』、『夜霧のセレナーデ』をはじめ、正統派ムード歌謡のカバーと、はやぶさのヒット曲を織り交ぜたステージ。
取材会では、はやぶさが『夜霧のセレナーデ』を披露し、91歳を迎えた鶴岡がギターで参加。昭和から平成にかけて数々のヒット曲を生み出してきた鶴岡は、はやぶさについて「性格が素晴らしく良い2人がそろっているので、安心した気持ちで曲を作れた」と絶賛。新曲については「非常に良いものができた」と自信をあらわに。ヤマトは「今のところ太字でお願いします! でかでかとお願いします」とアピールし、笑いを誘った。
ヒカルは「過去の楽曲も大好きなんですが一番好きだなと特に思いました。デモの音楽をいただいたときに短時間で覚えることができました」と笑顔で振り返り、ヤマトも「鶴岡先生は僕にとって神様のような存在。はやぶさの代表曲、勝負曲として歌い続けたい」と意気込んだ。
今年1年の自己評価について、ヤマトは「70点くらい。CDの発売で全国各地回らせていただいて、いろんな方々とお会いして、曲を聴いていただきましたけれども、1番大きく点数をあげたいなっていうのは、はやぶさ単独のライブが多々できて、それぞれのライブっていうのもできたこと。はやぶさの今後の動きや、こういうのを形にしていきたいなという目標が明確になったので、そこだけは90点ぐらい自分にあげたいかなっていう気持ちです」と説明。
一方、ヒカルは「50点」と厳しめの評価を下し、「あと50点は来年もっと頑張りたいっていう意味で」と力を込めた。
ライブでは、2025年の全国ツアー開催(横浜、静岡、大阪、名古屋、赤羽)が発表された。ツアーで楽しみにしていることや計画していることをヒカルは「その場所のご当地ソングみたいなものを必ずセットリストの中に入れられるようにしたい」と新しい試みへの意欲を見せた。
はやぶさは2012年2月22日『ヨコハマ横恋慕』でデビュー。14年にはムード歌謡の重鎮、鶴岡氏作曲の『ロマンティック東京』、『月あかりのタンゴ』(15年)など数々のシングルをリリース。そのほか代表曲として、大人気テレビアニメ『デュエル・マスターズVSRF』のOPテーマとして起用された『エボレボ!』、NHKみんなのうたで話題になった『りふじんじん』がある。22年にレコード会社を日本クラウンへ移籍した。