NHKの大河ドラマ『光る君へ』（日曜午後8時）のファンミーティングが2日、都内のNHKホールで開催され、吉高由里子（まひろ／紫式部役）、柄本佑（藤原道長役）、町田啓太（藤原公任役）、塩野瑛久（一条天皇役）、見上愛（藤原彰子役）が登壇。また、ファーストサマーウイカ（ききょう／清少納言役）、金田哲（藤原斉信役）が司会を務めた。

　この日は会場に約3000人のファンが集結。応募数はおよそ2万8000件、当選倍率は約18倍となった。主演の吉高は、ファンからの「まひろ～！」の声に迎え入れられて登場。拍手と大歓声に包まれて感激の表情を浮かべ、立ち位置につくと「芸能人みたいだね～。もう恥ずかしい」と赤面した。

　本作は千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部（まひろ）を描いており、脚本は大石静氏が担当。作品はすでにクランクアップしており、放送回は残り2回となる。

　最後にメッセージを求められると吉高は「私がしゃべったら終わっちゃうよね？」と終了を惜しんだ。「わちゃわちゃしながら1年半、この作品に携わってきた。愛のある現場だった。やさしい世界で習い事などを経験させてもらった。あと2話で終わってしまうと思うと嘘みたいな気持ち。でも、この作品を通してみなさんの人生の関係者になれたことが、幸せだと感じている」と心境を吐露した。

「来年になるとポスターが引き剥がされるんだなって……」と話すと、ファーストサマーウイカは「勝手に貼りましょ～！」といい、吉高も「『べらぼう』の上から貼っちゃおう！」と悪ノリで笑わせた。そして「寂しくなるくらい思い出深い作品だったと思うと宝物です。あと2話。最後まで見守ってください」と呼びかけた。

　この日の模様は12月14日の午後3時5分より総合で放送される。再放送は12月15日の午前10時30分より。