俳優の日向亘と乃木坂46の梅澤美波が放送中の関西テレビの連続ドラマ『デスゲームで待ってる』（木曜深夜0時25分）のオンライン座談会に出席。ドラマにちなみ、実生活での“フィクションのような体験”を振り返った。

　テレビ業界を干された放送作家の主人公が“デスゲーム作家”に転身し、残虐性と企画力を生かしたデスゲームでかつての恨みを晴らしていく復讐（ふくしゅう）ドラマ。カンテレが動画配信サービス「DMM TV」とコラボしたドラマ企画の第4弾となる。

　原作者の上田誠氏を交えての3人での座談会。日向はテレビ業界を干され“デスゲーム作家”に転身した放送作家の主人公の戸村匠真。梅澤はデスゲーム制作会社・ドリーミアの若手プロデューサー・秋澤和を演じる。

　台本を読んでの感想について、日向は「めちゃくちゃ面白いなと。今までのデスゲームものは主人公が巻き込まれるものが多かったのですが、デスゲームを使いながら復讐をするという考え方もない作品。そういうアプローチでの描き方もあるんだなと。読む手が止まらなかった」と興奮しながら振り返った。

　梅澤も「私も一気に読んじゃったくらい面白かった。フィクションなんだけど、妙にリアル。テレビ業界というのもあって、すぐに入り込めて楽しかった」と語り、演じるうえでの苦労については「人をそれほど恨むという過去がなかったので、そこを演じるのは難しかった。苦労したかなと思います」と続けた。

　リアルな世界ではまずありえない、デスゲームが舞台となる今作。実生活での“最もフィクションに近い”体験を問われると、日向は「芸能界に入るきっかけとなったオーディションに受かったことは凄い体験。田舎の男の子が（芸能界に）入ることができて、本当に一瞬にして人生が変わったので、人生の方向が別のものになった。そこがフィクションのような感じです」と自身の芸能界入りを回想。

　梅澤も同調し、「自分を外から見る事があまりない。自分は自分として生きているけど、テレビとかドラマで自分のことを見ると、自分で望んで入った世界だけど不思議だなと。ふと我に返ることがある。それが難しさでもあり、そこから生まれてくる悩みも普通では経験できないこと」と説明した。

　第7話は12月5日深夜0時25分から放送される。