吉沢亮、昭和時代の再現に困惑「これは本当に成立している?」 かつらの毛先まで微調整

俳優の吉沢亮が17日、都内で行われた映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(公開中、呉美保監督)のロングラン上映御礼舞台あいさつに、呉監督とともに出席。昭和の髪型を再現した際、不安になっていたことを明かした。

舞台あいさつに登場した吉沢亮【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登場した吉沢亮【写真:ENCOUNT編集部】

ロングラン上映に「うれしい限り」

 俳優の吉沢亮が17日、都内で行われた映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(公開中、呉美保監督)のロングラン上映御礼舞台あいさつに、呉監督とともに出席。昭和の髪型を再現した際、不安になっていたことを明かした。

 ロングラン上映の感想を聞かれた吉沢は「公開から2か月経って、まだまだこんなにたくさんの方に愛していただけて、うれしい限りです。うれしいな、その一言に尽きます」と喜んだ。「第16回TAMA映画賞」では、同作で最優秀男優賞を受賞。映画賞で主演男優賞に選ばれるのは「初めて」とのことで、「この作品で本当によかったなって思いますね」と笑顔を見せた。

 同作では、服装や髪型を時代に合わせて再現しており、吉沢は「昭和を知らない世代なんですけど、20歳のロン毛のかつらを被ったときは『これは本当に成立しているんですか? いけます? 大丈夫ですよね?』って不安は正直ありました」と吐露し、「完成したのを観て『まあ、大丈夫だろう!』って(笑)」とにっこり。

 呉監督は、このかつらの毛先まで微調整していたそうで「絶妙にダサい。変な髪がシャーってなっていて。ポテンシャルがあるのに『なんだかな……』ってのがあるんです!」と熱弁していた。

 同作は、作家の五十嵐大氏の自伝的エッセイを原作に、港岳彦氏が脚本を手掛けた呉監督による9年ぶりの長編作品。耳が聞こえない両親のもとに生まれた大(吉沢)にとっては、幼い頃から“通訳”をすることも”ふつう”の楽しい日常だった。しかし、次第に周りから特別視されることに戸惑い、苛立ち、母の明るさすら疎ましくなる。心を持て余したまま20歳いになり、逃げるように東京へ旅立つも……。

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