【光る君へ】木村達成が思う三条天皇の最期「ブチキレていると思います」
俳優の木村達成が17日、NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で演じる三条天皇がこの日放送された第44回で最期を迎えたことで、ドラマの公式ホームページで思いを明かした。公式HPには「君かたり」という企画があり、注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを明かしている。
第44回は演じる三条天皇の最期を迎える展開
俳優の木村達成が17日、NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で演じる三条天皇がこの日放送された第44回で最期を迎えたことで、ドラマの公式ホームページで思いを明かした。公式HPには「君かたり」という企画があり、注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを明かしている。
まず三条天皇を演じ切った感想を語った。
「終わるときの『闇だ』と言って『闇でなかったときはあったかのう』というセリフがあったんですけど、でも、なんだかんだ置かれている立場も苦しかったと思いますけど。一生懸命楽しんでいるわけではないと思いますけど、それこそ、おう歌したような感じはあったかなと。それこそ道長との駆け引きのシーンも割と楽しんでいるようには僕は受け取ってはいたので。やっと長い東宮時代から晴れて帝になれたというのもあったぶん、そこらへんの政治・政を動かすのも心は躍っていたような気持ちはしますけど」
譲位を迫られたシーンにも言及した。
「全部出し尽くしちゃったんで、しょうがないなとは思っていますよ。しょうがないなって。もう正直そこで、『ずっと(帝で)いたい』と言っても、道長も自分の右腕というふうには、なかなかもうなってくれそうもなかったので……『目と耳になれ』というセリフは好きでしたけど、あまり動いてくれなかったので、それ以降は『しょうがないな』という、本当に敦明に託したという感じですかね。自分が退位した後でも譲位した後でも家族は幸せでいてほしいという気持ちがどこかに絶対にあると思うので」
三条天皇の最期を演じた思いも明かした。
「何かと最期の思いには託していたと思います。最後、見えない月を見てもう一回闘志に火をつけているような、そのような感じはありましたね。だから多分、亡くなったあと敦明が東宮から降りていることにブチキレていると思いますよ。『何やってんねん!』っていう。敦明らしいけどね」