松本人志の「会見予定なし」を代理人が発表「控えざるを得ません」…ネットでは賛否両論

週刊文春に性加害疑惑を報じられて名誉毀損されたとして発行元の文芸春秋らに損害賠償などを求めて今春に提訴し、今月8日に訴訟を取り下げたダウンタウン・松本人志が記者会見をしない方針であることが分かった。代理人弁護士が15日、所属する八重洲総合法律事務所の公式サイトで発表した。

ダウンタウン・松本人志【写真:ENCOUNT編集部】
ダウンタウン・松本人志【写真:ENCOUNT編集部】

「報道関係者各位」に向けて声明

 週刊文春に性加害疑惑を報じられて名誉毀損されたとして発行元の文芸春秋らに損害賠償などを求めて今春に提訴し、今月8日に訴訟を取り下げたダウンタウン・松本人志が記者会見をしない方針であることが分かった。代理人弁護士が15日、所属する八重洲総合法律事務所の公式サイトで発表した。

「報道関係者各位」と題された声明では「裁判が終結したことを受けて、これまで多くの報道関係者から松本氏の記者会見の実施予定等について問い合わせをいただいておりますが、本件に関して、すでに公表済みのコメント以外の情報発信を行うことは、関係者との協議及びその結果の趣旨・内容に鑑み控えざるを得ませんので、何卒ご理解賜りますよう、お願いいたします」と伝えている。

 その上で「訴訟関係者の同意の上で終了した私人間の民事的な案件について、訴訟追行の方針を含め、事実に反する見解のほか具体的な根拠に基づかない憶測や決めつけによるコメント等が散見されておりますが、そのような報道をされることは、関係者の静謐を乱すだけでなく、名誉やプライバシーを著しく侵害することになりますので、厳に慎まれるよう、お願いいたします」と呼びかけた。

 同疑惑は週刊文春が昨年12月27発売号から報じた。疑惑を否定した松本は今年1月、「裁判に注力するため」に活動を休止。今月11日に第2回弁論準備を控える中、8日に両者協議の上で訴えの取り下げに合意し、裁判が終結していた。

 これを受け、松本側は「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」とする声明を発表。その上で「尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 そして、所属事務所の吉本興業が松本の活動再開について公式サイトで「関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます」とコメントしていた。だが、ネット上では松本自身による疑惑についての説明がないことから「記者会見をしないと前に進めない」「復帰の前に説明を」の声が上がっていた。そして、今回の発表後には「公表されていること。会見する必要なし」「会見しないのは残念」など賛否両論が上がっている。

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