ハリー杉山、20代半ばに父親の介護を経験 無知ゆえ「父親を殴る一歩手前まで」 救ってくれた介護従事者に感謝

タレントのハリー杉山が11日、都内で行われたレバウェル介護「介護の日プロジェクト 2024」オープニングイベントに、フリーアナウンサーの鷲見玲奈とともに出席。家族と自身の人生を救ってくれた介護従事者に賛辞を送った。

イベントに登場したハリー杉山【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場したハリー杉山【写真:ENCOUNT編集部】

壮絶な過去明かし「介護に携わるすべてのみなさまは社会のスーパースターです」

 タレントのハリー杉山が11日、都内で行われたレバウェル介護「介護の日プロジェクト 2024」オープニングイベントに、フリーアナウンサーの鷲見玲奈とともに出席。家族と自身の人生を救ってくれた介護従事者に賛辞を送った。

 26歳のときに、パーキンソン病を患った父親を母親とともに2年間、在宅介護したというハリーは「そこで父親と息子の関係がかなり崩れていったところ、介護のみなさんの言葉であったり、精神的支えだけではなく物理的にも支えてくれて人生が変わりましたね」と振り返り、その後、介護施設に入所させたそうで「介護従事者のみなさんとの出会いがなかったら、家族が空中分解していたと思います」と吐露した。

 また当時のハリーは、今のように毎日仕事がある状態ではなく、自分の仕事に対して必死だった中、夜中に仕事に行こうとする父を制止して眠れなかったり、朝の情報番組中も急な連絡に対応できるよう、ポケットに忍ばせたスマホの電源をオンにしたままにしていたそうで「そういった状況の中で、それまで否定していた介護施設の存在を受け入れるようになり助けられましたね」としみじみと語り、「在宅介護も美しいところがたくさんあるんですけど、僕と母親はプロじゃないのでやり方がわからず、全部精神論でしたし、無知でアプローチが間違っていたから、父親が息子と認識せず、赤の他人が家の中にいたら父親だって攻撃的になって、殴りかかってくることもあったし、それ対して対応できず、父親を殴る一歩手前まで行ってしまった」と回顧。

 加えて、「そういったときに介護のプロに話していいんだ。話したときに得られた答え、心の支え、そして介護施設に行くことによって得られる家族の日常。また笑いというものを取り戻すことができたのは、完全に介護のプロのみなさんのおかげです」と感謝し、「介護に携わるすべてのみなさまは社会のヒーローです。いや、スーパースターです。もはや社会のアベンジャーズと言わせてください。みなさんの存在によって人生が救われました。日本の今を支えてくださってありがとうございます。ご自身のケアも絶対に忘れないでください。心の底からずっと応援させていただきます」とメッセージを送った。

 介護業界に特化した求人・転職サービス「レバウェル介護」は、11/11「介護の日」に合わせ、“介護従事者が働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード”と“介護サービス利用者から介護従事者に向けた感謝メッセージ”を掲載する「11/11 介護の日 特設WEBサイト」を公開した。

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