今年12月に世界最高峰の格闘技団体「UFC」の試合が控えている朝倉海が、10日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。ドーピング検査があったことを報告した。

　今月7日にXで「朝プロ練してボクシングしてYouTube2本撮影してテレビの取材受けてCM撮影してまたYouTube撮影してPowerMax90分漕いでやっと帰ってご飯食べられると思ったらドーピング検査きた」「来る直前に出したばかりで量が足りずダウンタウンDX一緒に見ながら尿意がくるのを待ってます」と明かしていたが、今回の映像はその詳細を語る動画だ。

　朝倉は「本当に休憩する時間とか全くないぐらいの忙しい1日で。夜事務所でパワーマックスを漕いで。今日の仕事とトレーニング終わった！　って思って帰ってご飯食べようとヒレステーキ焼いてたら“ピンポーン”って鳴って」と当時の状況を明かす。

「こんな時間に荷物届くかと思ってモニター見たら見覚えある顔が（笑）。出ようか迷うよね」と苦笑い。玄関を開けたというが、「ちょっと待ってください」と検査員を止めた。

　理由は肉を食べる時間だ。次の試合はフライ級で減量中。栄養を摂取する時間が夜遅くにずれると減量計画にも影響が出てくると「これだけ食べさせてくれ」と説明し、先に夕食は取れた。

　検査員はいったん退出していたなか、朝倉は尿意を感じトイレへ。その5分後に再び検査員が訪問してきた。すぐに出せないため検査員と『ダウンタウンDX』を視聴しながら尿意を待ったと語った。

　アスリートはフェアであることを証明するため、協力することが義務付けられている。検査員らに事前にいる場所を共有する責務もある。朝倉が試合前に受ける検査は今回で3回目。驚きつつも「みんな同じ回数やってる」と真摯（しんし）に向き合っていた。