松本人志「率直にお詫び申し上げます」 文春への訴え取り下げでコメント発表…Xにも投稿

お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(61)が、自身の性加害疑惑を報じた週刊文春の記事をめぐり、発行元の文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求めた東京地裁の訴訟について、松本側が提訴を取り下げたことが8日、分かった。松本は代理人弁護士を通じてコメントを発表した。

ダウンタウン・松本人志【写真:ENCOUNT編集部】
ダウンタウン・松本人志【写真:ENCOUNT編集部】

昨年12月から続いた争いに終止符…文春「被告として取下げに同意することに」

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(61)が、自身の性加害疑惑を報じた週刊文春の記事をめぐり、発行元の文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求めた東京地裁の訴訟について、松本側が提訴を取り下げたことが8日、分かった。松本は代理人弁護士を通じてコメントを発表した。

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「これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。

 尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」

 松本はこの文書を自身のXにも投稿。また、週刊文春の編集長・竹田聖氏も同社のサイトにて、「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」と声明を発表した。

 週刊文春は昨年12月27日以降、女性2人が2015年の異なる時期に松本らと都内で飲食した際、性的行為を強いられたとする証言を報じた。報道を受け、松本が所属する吉本興業は「事実無根」とし、「法的措置を検討」と抗議コメント。文春は「記事には十分な自信」と反論した。

 今年1月8日には、吉本興業が松本の活動休止を発表。松本はXで「事実無根なので闘いまーす」と投稿し、同月22日、松本個人で文春の発行元・文芸春秋などを東京地裁に提訴した。そして、3月28日第1回口頭弁論が行われたた。6月5日には弁論準備手続きが行われたが、8月14日に2回目の弁論準備手続きが延期。10月8日には、2回目の弁論準備手続きが11月11日に決定していた。

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