松重豊「心が震えます」 『孤独のグルメ』劇場版でクロマニヨンズ甲本と40年前の夢叶える共演
俳優の松重豊が4日、都内で行われた、第37回東京国際映画祭内のイベント『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)のジャパンプレミア舞台あいさつに登壇した。同作の主題歌『空腹と俺』を手がけたザ・クロマニヨンズのボーカル・甲本ヒロトに言及した。
東京・下北沢の中華料理屋で同じ日にアルバイトを始めた2人
俳優の松重豊が4日、都内で行われた、第37回東京国際映画祭内のイベント『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)のジャパンプレミア舞台あいさつに登壇した。同作の主題歌『空腹と俺』を手がけたザ・クロマニヨンズのボーカル・甲本ヒロトに言及した。
およそ40年前、福岡県出身の松重は映画監督になる夢を、岡山県出身の甲本ヒロトはバンドマンとして成功することを夢見て上京。同じ年齢の2人は、奇しくも東京・下北沢の中華料理屋「珉亭」(みんてい)で同じ日にアルバイトを始め、それ以来の仲だという。
松重は「僕の40年来の友人で、僕が最初に8ミリで映画を撮り始めたときの主演俳優である、甲本ヒロト君、彼が率いるクロマニヨンズに主題歌という形でお願いしたい、というのは(あった)。僕はすごくカッコいい(と思う)。これぞクロマニヨンズ。これぞ『腹減った』という(楽曲に仕上がった)。40年前、腹空かしてラーメン屋でバイトしていた2人のことを思って書いてくれたあの曲が初っ端でかかると、僕の中の心が震えます」と手放しで称賛した。
同作は、同名のハードボイルド・グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)を原作に、テレビ東京系列で長年シリーズ化されてきた人気連続ドラマの劇場版にして、同局の開局60周年特別企画。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(いのがしらごろう、松重)のスープ探しの旅を描く。松重は今回、監督・脚本・主演を務めた。