がんステージ4のプロレスラー西村修、脳腫瘍の摘出手術報告 全身麻酔で7時間「お騒がせしました」

食道がん(扁平上皮がん)ステージ4闘病中のプロレスラーで東京・文京区議会議員の西村修が29日、脳に転移したがんを取り除くため開頭手術を受けたと明かした。手術は28日に都内の病院で7時間をかけて行われた。

手術を終え、一般病棟に移った西村修【写真:本人提供】
手術を終え、一般病棟に移った西村修【写真:本人提供】

大仁田厚とのトークイベントを欠席し、容体が心配されていた

 食道がん(扁平上皮がん)ステージ4闘病中のプロレスラーで東京・文京区議会議員の西村修が29日、脳に転移したがんを取り除くため開頭手術を受けたと明かした。手術は28日に都内の病院で7時間をかけて行われた。

 西村は20日、都内で大仁田厚と予定していたトークイベントを欠席。その際、大仁田が「西村選手が昨日(19日)の深夜、救急車で搬送されて緊急入院してしまいました。今日は来られません」と話し、西村の体調に心配の声が上がっていた。

 手術は全身麻酔で、脳に転移したがんを摘出することが目的。「朝8時半から7時間にわたる大手術をしました。お騒がせしました。先ほど一般病棟に移りました。今日からリハビリ開始します」と西村は報告した。

 術後の体調を聞くと、「手術前より頭はさえてます。悪さしてたのが全部取れたみたいです」と答えた。退院は経過が順調なら「今週末」という。

 西村は今年4月、食道がんが判明。ステージは4で、すでに手術できる状態になく、抗がん剤で治療を開始した。7月にけいれんを起こし、ICUに搬送され、脳への転移が分かった。ほぼ同時期には治療の成果で左上半身に広がったがんが「7割消えた」と話している。8月24日には師ドリー・ファンク・ジュニアと組み、大仁田、雷神矢口組と電流爆破マッチで激突。妻や5歳の息子が見守る中、地獄のリングで5か月ぶりの復帰戦を飾った。

 12月8日に横浜・鶴見青果市場で年内最終戦を控える大仁田は、「俺はいま入院して頑張っている西村選手に帰ってくるリングを用意したい」とエールを送っている。

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