俳優の岡崎紗絵が、TBS系ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』（火曜午後10時）のオンライン取材会に出席。共演の玉森裕太との撮影合間のエピソードを明かした。

　本作は、結婚式当日に彼氏に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美（奈緒）が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里（玉森）に出会い、プロボクサーを目指していくガチンコボクシングラブコメディー。まじめで真っ直ぐな性格のほこ美・29歳は、結婚目前で彼氏に逃げられ破局。さらに彼氏が浮気していたことも発覚。そんな中、優しくて人懐っこい海里に出会ったことをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ！」と自分を変えるためにボクシングの世界へ一歩踏み出す。

　岡崎が演じるのは、ほこ美が入会する「羽根木ジム」の会長・羽根木成（渡部篤郎）の娘・ゆい。元々はプロボクサーを目指していたが、“ある事情”により現在はトレーナーに。過去に起きた出来事がきっかけでトラウマを抱えており、海里とも関わりがある。すでに放送された第3話では、ゆいと海里が過去にボクシングを練習している様子も回想されている。また第3話ラストは、ゆいが海里に抱きついている場面をほこ美が目撃したところで幕を閉じた。

　玉森演じる海里について岡崎は、「人たらしで、『私に対して特別なんじゃない？』って思わせて、誰に対してもそれをやっていて」と語り、「そのへんのバランスや、玉森さんから醸し出される空気感が素晴らしいと思います。ちょっとした動き、セリフの言い方、ちょっと（距離が）近づいたんじゃないかと思わせる話し方、特別感があるんですよね。」と、玉森の演技力も称賛した。

　過去にボクサーだった海里を演じる玉森は、主演の奈緒と同様に食事制限をしていたという。岡崎は、「玉森さんがささ身を食べられている時期があって、現場にもよく持って来られていました」と明かし、「真空パックみたいな感じで、醤油の美味しそうな汁に入っているささ身があって、撮影を待っている時に、私の目の前でそれを食べていました。パックをバッと開けた時に、私に汁がガバーってかかって！」とエピソードを告白。「返り血のように香ばしいニオイが私につき、白のTシャツの衣装が茶色くなりました（笑）。ご本人は全く気付いてなくて（笑）、美味しそうにパクパクパクパクと食べていたので何も言えなくて。私は静かに、汁まみれになったいろいろを拭いていました（笑）。後から『大クレームですよ！』と伝えました（笑）」と振り返った。

　今日29日に放送される第4話について、「見どころは、ゆいとほこ美と海里の三角関係ですね。衝撃な始まりでスタートします」と語り、「『海里とゆいってどういう関係？』というのと、過去がわかりやすく出てきます」と説明。また今後の展開についても、「これから後半に向けて、ほこ美がどんどんすさまじい成長を遂げていきます。ゆいはほこ美の心や気持ちの変わりようを近くで見て、『なんか（思っていたのと）違うかも』と距離感や関係性がだんだんと変わっていきます」と説明。「2人の関係性もどうなっていくのか、どう変わってどう成長していくのかも見どころです」と語った。