注目作が目白押し「攻殻機動隊 SAC_2045」「日本沈没2020」がベール脱いだ
「Netflixアニメライナップ発表会2019-2020」が23日、東京・秋葉原のUDXシアターで行われ、「攻殻機動隊 SAC_2045」「日本沈没2020」「エデン」などの新作アニメのビジュアルや予告編が初披露された。
「Netflixアニメライナップ発表会2019-2020」
「Netflixアニメライナップ発表会2019-2020」が23日、東京・秋葉原のUDXシアターで行われ、「攻殻機動隊 SAC_2045」「日本沈没2020」「エデン」などの新作アニメのビジュアルや予告編が初披露された。
16年からアニメ部門を統括するNetflixコンテンツ部門クリエイティブ・プロデューサーの櫻井大樹氏は「これまで観たことがない作品を配信することを目標にしてきた。2017年からラインナップを強化し、5社のプロダクションと包括契約している。チームアニメは日本を拠点にして、『ULTRAMAN』『リラックマ』『バキ』『聖闘士星矢』などを世界に配信して、大きな反響を頂いている」と話し、過去12か月で日本発のアニメの視聴時間が全世界で90%増となったことも明かした。
人気シリーズの最新作「攻殻機動隊 SAC_2045」(20年春配信)は、ロシア人イラストレーター、イリヤ・クブシノブ氏によるキャラクター・デザインを手掛けたヒロイン、草薙素子と人工知能搭載の歩行ロボット「タチコマ」が描かれたメインビジュアルと予告編が初公開。監督は、「ULTRAMAN」の神山健治氏&荒牧伸志氏のタッグで、シリーズ史上初のフル3DCGアニメ。声はシリーズのほとんどの作品で草薙の声を演じた田中敦子が担当する。プロダクションI.G出身で、過去には同シリーズの脚本を担当したこともある櫻井氏は「『ULTRAMAN』で確立した3DCGをパワーアップしたい。新たに、この作品を観る人も楽しめる作品を目指しています」と明かした。
「日本沈没2020」は10エピソードを予定
「日本沈没2020」(20年配信)は小松左京氏の傑作SF小説を、Netflixオリジナルアニメシリーズ「DEVILMAN crybaby」の湯浅政明監督が手掛けるアニメシリーズ。東京オリンピック後の日本を舞台に、都内で暮らす姉と弟が経験する現実と再生の物語。櫻井氏は「『DEVILMAN crybaby』がNetflixアニメの快進撃の幕開けとなり、世界でファンを獲得できた。シリーズにすることで語れることが増える。10エピソード程度になる」と話した。
「エデン」(20年秋配信)は「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の入江泰浩監督が世界のクリエーターと組んだオリジナルストーリー。2体のロボットに育てられた少女サラが、世界へ立ち向かうSFファンタジー。「カウボーイビバップ」の川元利浩氏がコンセプトデザインを手掛けるほか、国際的な製作陣が結集。台湾のアニメスタジオCGCGが 製作を担当する。ほかにも、好評を博した「ULTRAMAN」「7SEEDS」「聖闘士星矢」「バキ」「B」の第2期の製作も予定されている。
神谷浩史「こんな幸せな作品はあるのか」
ラインナップ発表では、人気シリーズの最新作「斉木楠雄のψ難 ψ始動編」(12月20日配信)の主演・神谷浩史とポリゴン・ピクチュアズ制作の「Levius」(11月28日配信)の主演・島崎信長がゲスト出演。神谷は「TVシリーズ、完結編特番まで作られ、今度は全6話のオリジナルアニメとなる。こんな幸せな作品はあるのか。(斉木楠雄のせりふの量が半端なく)アフレコ現場は大変でしたが、望まれているので、しんどかったけれども、頑張ろうと思いました」と振り返った。
片腕と父親を亡くした少年レビウスが、改造義手を装着し、機関拳闘の世界で才能を開花させる姿を描く「レビウス」の島崎は「かっこいいですよ。画にも話にも魅せられました。温かい家族愛も描かれていて、前向きになる作品です。チームのメンバーがレビウスのことを過保護なくらいに愛していて、泣かされます」とPR。諏訪部順一、櫻井孝宏、佐倉綾音、大塚芳忠、小野大輔、早見沙織、宮野真守ら声優陣の豪華共演も見どころだ。