SMILE-UP.被害者救済委員会の定塚誠委員長が67歳で急死 東山紀之社長「大変なご心労をおかけした」
SMILE-UP.は22日、創業者・故ジャニー喜多川氏による性被害者を補償するために設立された被害者救済委員会の委員長を務めてきた定塚誠(じょうづか・まこと)氏が、今月13日に急病で死去したことを発表した。同氏は67歳だった。公式サイトでは、訃報を伝えるとともに東山紀之社長による追悼コメントを掲載している。
公式サイトで発表…委員会は2人体制に
SMILE-UP.は22日、創業者・故ジャニー喜多川氏による性被害者を補償するために設立された被害者救済委員会の委員長を務めてきた定塚誠(じょうづか・まこと)氏が、今月13日に急病で死去したことを発表した。同氏は67歳だった。公式サイトでは、訃報を伝えるとともに東山紀之社長による追悼コメントを掲載している。
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SMILE-UP.は昨年9月13日以来、外部専門家による再発防止特別チームの提言に従い、同社から独立した立場で裁判官の経験を有する弁護士3人(定塚氏、杉原麗氏、森倫洋氏)を委員とする「被害者救済委員会」を設置。1年以上にわたって、被害補償に取り組んできたが、委員長の定塚氏について「10月13日に急病によりご逝去されました」と報告した。
「委員長として被害者救済委員会の業務を、熱意をもって導いてくださった同氏の突然の訃報に、弊社としても非常に衝撃を受けており、これまでのご尽力に深く御礼を申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます」
その上で「今後の被害者救済委員会の体制につきましては、杉原麗委員及び森倫洋委員にて検討した結果、現在の状況に鑑み、杉原麗委員を委員長代行として、杉原麗委員及び森倫洋委員の2名体制にて、これまでと変わらず、被害者のみなさまへの補償業務を遂行するとの事です」と伝え、東山社長のコメントを発表した。
<東山社長のコメント>
このたびの定塚誠先生のご逝去について、大変に驚いております。
定塚先生には、昨年9月より、被害者救済委員会の委員長をお務めいただきました。裁判官として多くの性加害事案に携わられたご経験から、500名を超えるご申告者の方々に迅速で公平な補償手続きが進むよう、約1年間にわたり真摯かつ多大なるご尽力をいただきました。他方で、大変なご心労をおかけしたこととも存じます。
ここに弊社を代表して深く感謝申し上げるとともに、衷心から哀悼の意を捧げ、ご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。
弊社は、あらためて被害にあわれた方々に寄り添っていくという決意を胸に、被害救済に最後まで全力を尽くして取り組んでまいります。
定塚氏は1957年8月27日、東京都生まれ。東京大法学部卒で1985年、東京地裁の判事補として裁判官としてのキャリアをスタート。高裁、最高裁でも勤務し、22年に東京高裁総括判事で定年退官した。その後、弁護士登録の上、同年2022年10月1日付でAI-EI法律事務所に顧問弁護士として入所。昨年9月13日から、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)被害者救済委員会の委員長を務めてきた。