【おむすび】永吉の金ぴかタキシードの理由 NHK「絶対にマツケンサンバ風の衣装を」
俳優・橋本環奈が主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)で演出を担当する小野見知氏が取材に応じ、23日に放送された第18回で結の祖父・永吉(松平健)が突然、金ぴかのタキシード姿で登場した背景を語った。物語はギャル文化と出会った主人公が、やがて栄養士として“縁・人・未来”と大切なものを次々結んでいく平成青春グラフィティとなっている。
第18回では結の祖父・永吉が糸島フェスティバルにマジックで参加の意向
俳優・橋本環奈が主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)で演出を担当する小野見知氏が取材に応じ、23日に放送された第18回で結の祖父・永吉(松平健)が突然、金ぴかのタキシード姿で登場した背景を語った。物語はギャル文化と出会った主人公が、やがて栄養士として“縁・人・未来”と大切なものを次々結んでいく平成青春グラフィティとなっている。
第18回では永吉が自宅なのに金ぴかのタキシードを着て登場し、糸島フェスティバルに参加してマジックを披露すると言い出す展開が描かれた。永吉はこれまで歴史上の人物や事象に関わるホラ話と思えるような話をしてきたが、第18回でも真偽は不明だが、初代引田天功のアシスタントをやっていたと話していた。
「初代引田天功さんのキャッチーさや時代性で、今回も真偽不明の永吉さんホラ吹き話を、象徴的に描きたいと考えました」
永吉の金ぴか衣装に「象徴的に」という意図を感じるが、演じる松平健と金ぴかとなると、ある姿を連想する。
「台本には、『マジシャンのようなシルクハットにタキシード』と書かれていたのですが、これは絶対にマツケンサンバ風の衣装を着ていただきたいと一番に思いました。糸島フェスティバルの本番シーンを含めてタキシード姿は3シーンぐらいありますが、せっかくなので全部違う色の衣装にしました。永吉さんは、実は誰よりもギャルマインドを持っているキャラクターなので、こうしたイベントも全力で楽しむ人だろうなと思いご提案したところ、松平健さんもノリノリでいろんな衣装を着てくださいました。マツケンサンバぽさが一番出ているゴールドのタキシードは初登場の第18回に着てもらいました」
第19回で放送されるイベント本番の衣装は本日登場した衣装とは違うデザイン。松平は『これいいね~』と満足げだったという。そんなピカピカ衣装のシーンで共演した永吉の妻・佳代役の宮崎美子ら家族を演じる北村有起哉、麻生久美子の反応はどうだったのか。
「リハーサルの現場に松平さんが現れた時、皆さん『わー、これで(ステージに)出るんですか!』と沸いていました。何かありがたいものを見ている感じで、とても楽しいシーンになりました。フェスティバル本番で違う衣装を着ていたら『また違うー!』と言って喜んでくれて大盛り上がりでした」
松平は衣装合わせの時からノリノリと言うがマジックも同様だったようだ。
「事前にマジックのお稽古を何度かやっていただきましたが、とてもまじめに熱心に、かつノリノリでやってくださいました。難しいマジックもありましたが、さすが松平さん。覚えるのがとても早かったです。所作も完璧なのに、こうしたらもっとプロっぽく見えるかなとか、マジック指導の先生に自ら質問をしていました。熱心に楽しみながら繰り返し練習してくださいました」