野田クリスタル「全てえみちゃんのおかげ」17年以来のM1決勝目指す
「決勝の雰囲気は分かっていると思う」
――8月からはいよいよ「M-1」が始まります。ネタ作りとゲーム作りを並行するのはなかなか難しいのでは。
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「それはあるかも。まだ『M-1』がなくなるかもと思っている部分もあります。みんな今年に関してはモヤっとしているところがあるので。でも『出る』って言っちゃったからには、出ます!」
――「マヂカルラブリー」は17年に決勝進出。18年、19年も準決勝に出場しました。今年の大会ではどんなものを見せたいですか。
「決勝の雰囲気は分かっていると思う。もう1回決勝に行ければ、もうちょっとなんとかできそうだなと思うんですけど。失うものはないので、頑張るだけですね。1回目の決勝は緊張もしたし、感じもつかめなかった。全員がたぶん僕のこと初見だっただろうし、そう考えるとやりづらさはめちゃめちゃありましたね」
――17年に決勝に進出しましたが、700満点中607点に終わり、審査員の上沼恵美子さんに酷評されていましたね。
「手応えはやっている最中もなかったです(笑)。でも、終わってからの反響は正直『R-1』優勝よりも大きかったですね。それは全てえみちゃんのおかげですね」
――大会後、上沼さんと直接お話はされましたか。
「1回もお話したことないです。上沼さんは僕のこと覚えてないです。やっぱり、大御所の方ですので……。でも目の前に現れるのは怖い。そのくらいの重圧があります」
――コンビ結成13年で迎える今年の「M-1」への意気込みを教えてください。
「頑張ってなんとか準決勝まで行きたい。意地でも準決勝には行ってやろうという感じです。『R-1』で優勝したプレッシャーは全くないです。優勝、そういえばしてたなって。最近になって思います」
――自粛期間が「R-1ぐらんぷり」の“優勝特需”と重なってしまいましたね。
「仕事はだいぶ潰れてしまったんですけど、もともと家にいることが好き。重要な仕事だけが入っている状態だったので、結果的に心地よくはありました」
――自宅でなにかをインプットする作業をしていたのですか。
「いや、家庭菜園していました。ピーマンをとにかく作って、とって、かじる」
――野田さんがご自宅のベランダで家庭菜園をしている様子が思い浮かばないですね……。
「毎朝『ありがとね』『ムリすんなよ』ってお話しながらお水を与えています。作った野菜を1時間くらい見ているときもあります。カゴに野菜をもりもりに乗せたい。トトロの世界ですね」(後編に続く)