新日本プロレスは28日に都内で会見を開き、8月29日に開催が決まった明治神宮球場大会の主要カードと新たなタイトルについて発表した。

　1999年8月28日に開催された「GINGU CLIMAX」以来、実に21年ぶり2回目の開催となる明治神宮野球場でのビッグマッチ。この日の会見で、菅林直樹会長からIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルの2冠王者・EVILに前王者の内藤哲也が挑戦する“ダブル選手権試合”と王者・高橋ヒロムと挑戦者・石森太二のIWGPジュニアヘビー級選手権試合の主要2試合のカードが発表された。

　次にオカダ・カズチカが登場。先日オカダが新日本に提案していた新タイトルが了承されたことを報告し、新タイトル名「KOPW2020」を発表した。

　オカダは、新タイトルについて「ベルトは作りません。普通に試合をしても他と同じタイトルになってしまう」「プロレスは色んなルールがあります。3本勝負だったり、ラダーマッチだったり、金網マッチだったり色んなルールがあるんですが、このタイトルに関してはルールを各自1つずつ持ってきてもらいます」とし、出場選手が希望する試合ルールを持ち寄り、いずれのルールで行うかファン投票によって決定するという新たな仕組みについて説明した。

「KOPW2020」の1回戦は、8・26後楽園ホールで8選手によるシングルマッチでスタートし、勝ち上がった4選手は、神宮大会で4WAYマッチを開催。その勝者が最初の「KOPW2020」保持者となる。その後、勝者が防衛戦を行い、年末の大会で最後まで勝ち残った権利保持者に「KOPW2020」の称号が与えられ、2020年度のトロフィーが授与される。

　オカダは、新日本プロレスらしくないタイトルと言いつつ、「すごく楽しくなると思います。期待しててください」とファンに呼びかけた。