小藪千豊が明かす西田敏行さんの「うわ、すっげえな」と感じたエピソード「この人みたいにならなあかんな」

お笑い芸人の小籔千豊が18日、金曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。17日に都内の自宅で亡くなった俳優・西田敏行さん(享年76)を悼んだ。

小籔千豊【写真:ENCOUNT編集部】
小籔千豊【写真:ENCOUNT編集部】

芸能界入りして初めて出た映画で共演

 お笑い芸人の小籔千豊が18日、金曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。17日に都内の自宅で亡くなった俳優・西田敏行さん(享年76)を悼んだ。

 小籔は「22、23(歳)ぐらいですかね。この世界入って、初めて出た映画が山田洋二監督の映画(『学校Ⅱ』)で、西田さんが先生で僕生徒みたいな。その後も西田さんが島々を映画上映する人の役だったんですけど、それの助手みたいなんで(ご一緒した)。“いつかテレビ局で会おうよ”みたいなことを全然若手の何も出てないときに言ってくださって。(のちに)大きい特番で僕と西田さんMCでやらしていただいたときも優しくて。こないだも『ドクターX』でご一緒さしてもらったときも、2人のシーンとか、すごいアドリブされたりとかずっと優しくしていただいたんですけど」と共演時を振り返った。

 映画関係者の評価も抜群だったという。小籔は「びっくりしたのは、山田洋二監督の映画、北海道に1か月ぐらいおったんですね。そのときに助監督とかにかわいがってもらって。5、6人で助監督の人が“飲めへん? 明日ないやろ”“はい”って。僕だけ演者でスタッフさんと飲んでるときに、”やっぱ西田さんってすごいんですか”って。山田監督の助監督、いうても結構、年いかれた方もいっぱいおる中で聞いたら、“役者さんって、この役者さんはこれが得意とかあんねん。男前の人だったらこういう役(とか)。西田さんの場合は、むっちゃみじめな役もできるし、高貴な役もできて、怖い役もできて、コミカルなヤツもできて、まじめなんもできて、おふざけもできて、ちょっとエロいのもできる。ホンマに何でもできる人ってマジでおらんから、西田さんってスーパーマンみたいな人なんよ”って5、6人の方が言ってはって」と絶賛が止まらなかったと告白。

「僕はそんとき若かったし、映画とかより、どっちかいうとお笑いに興味あったんで“すごい人”やと思ってましたけど、そこで改めて“うわ、すっげえねんな。こんな人らがめっちゃ手放しでずっとお酒飲みながらほめてる”と思って。次の日、撮影に行ったりしたら、めっちゃ気ぃ良くしゃべってくれて、昨日まで普通に有名な人と思ってたんですけど、すごさわかった次の日にむっちゃ優しかって、普通にふざけてしゃべってくれたときにやっぱエグいなこの人と思って。そんだけすごいのに、僕みたいな何のテレビも出てないもんに中華食べに行こかとか、いろいろ優しくしていただいたときに“この人みたいにならなあかんな”と思わしていただいたのはホンマに感謝してますけど」と悲しみをこらえながら話した。

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