ミュージシャンのあのが18日、都内で行われたテレビ朝日系連続ドラマ『民王R（たみおうあーる）』（10月22日スタート、火曜午後9時、初回拡大スペシャル）の記者会見に出席した。毒舌秘書・冴島優佳を演じる心境などを語った。

　あのは同キャラについて「毒舌なんですけど、心の中には熱いものがあったり、自分にすごく正直。『民王』に出させてもらうことが、僕にもすごい挑戦的だった。それをやっている中で、冴島優佳はすごく共感する、『よくぞ言った！』みたいなすごくパワーをもらえる役柄。毎日やりがいを感じている現場なので……楽しいですっ」とニッコリ。

　毒舌キャラに抵抗はないかと聞かれて「全然ないですね」と即答。「優佳は、社会とかに対してすごい不満を持っているタイプ。僕も、どいつもこいつもクソッタレと思ってる。すごく、一心同体みたいな気持ち」と答えて会場を笑わせつつ、「めっちゃ早口は頑張ってます。冗舌に」と述べた。

　また、主演の遠藤憲一は、共演するなにわ男子の大橋和也について「とても優しい人です」と評価。「朝、恒例でエネルギーをくれるということなのでハグしてもらって、いろいろいただいています」と明かして「あのちゃんとも軽～いハグをたまにする。でもたまに円陣とか組んだときに、あのちゃんに『円陣、入んない？』って言ったら『円陣はイヤ』って言われました（笑）」と告白。あのは両手の指でバッテン印を作って「ごめんなさい……円陣はNGです（笑）。見てるだけで」と言い、再び会場を笑わせた。

　もし、自身が総理大臣になったら「50円玉をドーナツにする」とあの節。「ドーナツを3か月食べ続けていたくらいハマって、大好きで、今も大好き。その後、冷麺だったんですけど……（笑）」とコメント。「ドーナツが好きだから、50円玉をドーナツにして、その50円玉ドーナツで、ドーナツを買いたいです」と願望を明かし、共演陣を笑わせた。さらに遠藤が「頭ん中、のぞきて～！」と笑顔を見せた。

　同会見には、山時聡真、山内圭哉、金田明夫も出席した。

　同作は、2015年に放送された池井戸潤氏の同名小説を原作とした政界コメディードラマ『民王』のリブート版。主演は、前作と同じく遠藤が務める。政界を引退しようとしていた民政党議員の武藤泰山（むとう・たいざん）に再び総理大臣就任の打診が舞い込み、またしても心と身体が他人と入れ替わるトラブルに巻き込まれる。