30歳の鈴木愛理、新海誠監督作品メモリアル公演で15歳役「まずは気持ちをフレッシュに」

歌手で俳優の鈴木愛理、大原櫻子が17日、都内で行われた新海誠監督・初長編映画 公開20周年メモリアル『雲のむこう、約束の場所』スペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサートの制作記者会見に登壇。ダブルキャストで出演する本作の見所を語った。

制作記者会見に登壇した鈴木愛理、佐藤龍我、大原櫻子(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
制作記者会見に登壇した鈴木愛理、佐藤龍我、大原櫻子(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

新海誠監督の初長編映画『雲のむこう、約束の場所』

 歌手で俳優の鈴木愛理、大原櫻子が17日、都内で行われた新海誠監督・初長編映画 公開20周年メモリアル『雲のむこう、約束の場所』スペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサートの制作記者会見に登壇。ダブルキャストで出演する本作の見所を語った。

 2004年11月20日に公開されたアニメーション監督の新海誠監督の初長編映画『雲のむこう、約束の場所』が公開20年を経て、11月に東京と大阪でスペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサートを開催。美 少年の佐藤龍我が主人公の藤沢浩紀役、ヒロインの沢渡佐由理役を東京公演は鈴木、大阪公演は大原が務める。

 鈴木は「お話をいただいた時は、驚きがすごすぎて、私が新海誠監督の世界に入れるのかと喜びとわくわくがあり、まだドキドキしている段階です。オーケストラのすてきな音の響きの中で、新海監督の作られる現実にありそうでない、壮大な世界観を作り出せるのかと思うと楽しみでしょうがないです」とコメント。演じる佐由理ついては、「実年齢が30歳で役がちょうど半分の15歳。まずは気持ちをフレッシュにすることから始めたいと思っています」と笑いつつ、「佐由理ちゃんの存在感、透明であり、ずっとはかなげであり、芯はあるけどつかめない感じ、そういう役は初めてなので、たくさん勉強して臨めたらと思っています」と言及した。

 大原は「物語のキーパーソンなんですが、アニメを見た時、ずっと寝ているという印象でした。とてもピュアで物への好奇心を持っている女の子で、かわいらしい女性なので大切に役作りをしていきたいです」とコメント。「新海誠監督作品は多くの方に愛されている作品が多い中で、絵や背景、世界観、美しいアニメーションともコラボさせていただくので、その作品の中に溶け込めると思うと楽しみでしかたないです」と意気込んだ。

 ダブルキャストになることについて、鈴木は「私自身がリーディング、経験がほぼないに等しい。ひとつの役を読み解いていくにあたって相方がいるというのは、佐由理ちゃんが濃くなるので心強いと思っています」と笑顔。大原は「同じステージには立てないけど、ご一緒できるのは素直にうれしいです。東京公演、大阪公演で稽古の時間も被らないのですが、各々の佐由理ちゃんをお客様に楽しんでいただける作品になると思います」とアピールした。

本公演は、11月5日と6日に東京・すみだトリフォニーホール、20日にNHK大阪ホールで開催。公開20年の記念日当日となる大阪公演は、全国32箇所でのライブビューイングも開催される。

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