LA移住の菅久瑛麻、車購入時の支払い方法に仰天「日本では作ったことがないので戸惑い」

今夏から、30歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルスで暮らしています。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻(すがひさ・えま)。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っています。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるのか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ30歳・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」。第3回は「小切手・クレジットカード&家賃事情」です。

米国で作成したクレジットカードを手にする菅久瑛麻アナウンサー【写真:本人提供】
米国で作成したクレジットカードを手にする菅久瑛麻アナウンサー【写真:本人提供】

「フリーアナ30歳・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」第3回

 今夏から、30歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルスで暮らしています。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻(すがひさ・えま)。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っています。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるのか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ30歳・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」。第3回は「小切手・クレジットカード&家賃事情」です。

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 読者の皆様こんにちは。菅久瑛麻です。私のコラム第3回は、ロスで車を購入した時の出来事やアメリカのマネー事情について、驚いたこと、日本との違いをお伝えします。

 ロスは車社会です。バスや電車などの公共交通機関もありますが、時間通りに来なかったり、治安が悪かったりします。私自身、「これは不便」と実感したので、移住後、すぐに車を探し始めました。

 向かったのは日本人が多く住む地域、トーランスにある中古車販売店です。担当してくださったのは、アメリカに住んで30年以上の日本人男性です。アメリカでは「燃費と性能が良い」という理由で日本車が人気です。その方も「特にトヨタやホンダが売れ筋です」などと教えてくれました。

 私は4台ほど試乗させてもらった後、購入する車を決めました。そして、契約へ。支払いの場面になると、「カードにしますか。小切手にしますか」と聞かれました。どちらが良いかを悩んでいると、その男性が「カード支払いの場合は3.5%手数料がかかります」と説明してくださったので、私は手数料がかからない小切手で支払うことにしました。

 これは渡米して初めて知ったことですが、アメリカでは車や家賃、学費などの高額な支払いの際には、一般的に小切手が使われています。私は日本では小切手を作ったことがないので、戸惑いました。それでも、ここで生活する上では必要なこと。まずは銀行口座を開設するためにBANK OF AMERICAへと向かいました。到着すると、すぐに手続きをし、後日、窓口で小切手を受け取り、無事に車を購入することができました。

 別の日にはこんなこともありました。アメリカ生活2年目の先輩が「クレジットヒストリーを作ってクレジットカードを複数作るといいよ」と教えてくれました。アメリカのクレジットカードは日本と比べて、入会特典とポイントの還元率がかなりいいそうです。

中古車販売店で車を購入。販売を担当した米国在住30年以上の日本人男性(左)と記念写真に納まる菅久瑛麻アナ【写真:本人提供】
中古車販売店で車を購入。販売を担当した米国在住30年以上の日本人男性(左)と記念写真に納まる菅久瑛麻アナ【写真:本人提供】

「クレジットヒストリー」で信用度アップ

 日本では聞きなじみのない「クレジットヒストリー」という言葉ですが、詳しく聞くと、「クレジットカードの利用履歴」とのこと。これがあれば、アメリカ社会での「信用度」につながります。クレジットヒストリーで支払いが滞りなくできていることを証明されて、社会的信用度がアップ。逆にそうでなければ、現金をたくさん持っていたり、肩書きがある職に就いていても、「社会的信用度が低く部屋が借りられない」「携帯電話の契約ができない」となってしまうそうです。

 移住して日がなく、クレジットヒストリーがない私がアメリカで作れるカードは、主に日本の航空会社か、アメリカの銀行で発行されるものに限定されました。それを知った上で、私はアメリカでの口座を開設。同時にカードも作成しました。このカードで今後、利用履歴(クレジットヒストリー)を作って、2枚目のカードを申請できるようになります。

 ロスで働いている日本人に使っているカードを聞いたところ、主にアメリカンエクスプレスやBILTマスターカードでした。アメリカンエクスプレスには、「グローバルカードリレーションシップ」という仕組みがあって、日本での利用履歴がある場合は、それを使って、海外での作成が可能になります。つまり、この仕組みを使えば、日本から移住したばかりでクレジットヒストリーがなくても、新しいカードが作れるのです。

 BILTはクレジットヒストリーが必要ですが、クレジットカードの使用手数料なしで家賃を支払うことができ、ポイントも貯まるので「お得」と聞きました。ロスでの家賃はかなり高く、ベットルーム1つの家で平均約36万円、ベッドルーム2つで約40万円です。ニューヨークはさらに高く、バスルーム付きのワンルームで約70万円なので、家賃の支払いでカードのポイントがかなり貯まります。

 その他にもたくさんのクレジットカードがあるので、私もクレジットヒストリーが十分に作成できた際にはよく検討して、賢くお金を使っていきたいと思います。

□菅久瑛麻(すがひさ・えま) 1993年10月7日、ドイツ生まれ。白百合女子大文学部英語英文学科卒。2016年4月、富山県のチューリップテレビにアナウンサーとして入社。情報番組、報道番組のMCなどを担当し、20年3月末に退職。フリーアナウンサーに転身し、同年4月から23年3月まで、テレビ埼玉で情報番組のMCなどを担当。資格は温泉ソムリエ、食生活アドバイザー、防災士、証券外務員二種、MBAなど。162センチ。

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