KOC悲願優勝のラブレターズ、吉本外芸人は5年ぶり 感謝を伝えたい人は「太田光代社長」
お笑いコンビ・ラブレターズが“日本一のコント師”を決める大会『カーネクストpresents キングオブコント 2024』で悲願の優勝を果たし、17代目キングに輝いた。優勝者会見で恩人たちへの思いを語った。
恩人たちに感謝「このまま恩返しできれば」
お笑いコンビ・ラブレターズが“日本一のコント師”を決める大会『カーネクストpresents キングオブコント 2024』で悲願の優勝を果たし、17代目キングに輝いた。優勝者会見で恩人たちへの思いを語った。
塚本直毅、溜口佑太朗からなるコンビ・ラブレターズは、2009年に結成され、ASH&Dコーポレーションに所属。近年は、20年にジャルジャル、21年に空気階段、22年にビスケットブラザーズ、23年にサルゴリラと吉本興業所属芸人の優勝が続いていたが、19年のどぶろっく(浅井企画)以来、5年ぶりとなる“吉本外芸人”の優勝で、ASH&D所属芸人の優勝は初となった。
優勝直後に会見に登壇した溜口は、事務所の先輩で師匠でもあるシティーボーイズ・大竹まことの言葉を回想。「お前らなんか優勝できないんだからどうせ、そういう気持ちでやれと言われていた。(審査を)待っている時も、どうせロングコートダディ、ファイヤーサンダーが優勝するんだろうなと。今までの人生が積み重なって、自分たちに期待しないようにしていた」とコメントした。
「先輩芸人の応援がパワーになった?」という質問には、塚本が「我々のようなギリギリ活動していたような芸人を、オードリーさんとか山里さん(南海キャンディーズ山里亮太)、諸先輩方がライブに呼んでくれて、『まだ(芸人で)いていいんだ』という気持ちでずっと続けさせてもらった。その応援はものすごく大きかったです」と感謝。溜口は「さっきスマホを見たら(オードリーの)春日さんから『おめでトゥース』といただきました。普段は既読スルーが多いんですけど、あちらから自発的に。ずっと気にかけてくださったので、このまま恩返しできれば」と思いを伝えた。
1番感謝を伝えたい人を聞かれた塚本は、「家で待っている妻と子どもですかね」と回答。溜口は「2本目のネタを選ぶきっかけになった太田光代社長です」と意外な名前を出し、「タイタンライブで長尺バージョンをやらせてもらった。賞レースでやる予定はなかったのですが、あの太田光代社長が涙を流して笑っていたというのをスタッフさんに聞いたので、これはあるのかなと思ってたたいていった。優勝のきっかけになった太田光代社長にも1番に伝えたいです」と明かした。
今年のファイナリストは、cacao、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室、コットン、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ(※エントリー順)の10組。審査員は、昨年に引き続き2代目キングの飯塚悟志(東京03)、4代目キングの秋山竜次(ロバート)、5代目キングの小峠英二(バイきんぐ)、10代目キングの山内健司(かまいたち)の4人のほか、新たに7代目キングのじろう(シソンヌ)が務め、大会史上初の全員歴代王者による審査となった。