吉田栄作、親から半世紀前に言われた忘れられない一言明かす「常に心にありますね」

俳優の吉田栄作が11日、都内で行われた映画『BISHU ~世界でいちばん優しい服~』の初日舞台あいさつに登壇した。家族の物語である同作にちなんで、“親から言われた今でも支えになっている忘れられない一言”を明かした。

舞台あいさつに登壇した吉田栄作【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した吉田栄作【写真:ENCOUNT編集部】

服部樹咲は母との思い出

 俳優の吉田栄作が11日、都内で行われた映画『BISHU ~世界でいちばん優しい服~』の初日舞台あいさつに登壇した。家族の物語である同作にちなんで、“親から言われた今でも支えになっている忘れられない一言”を明かした。

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 吉田は幼少期を振り返り、「4歳か5歳くらいだったと思うんですけど、父と一緒にお風呂に入ったときに、お湯を自分のほうに持ってくると『お湯は自分から逃げていくだろ』と。(父親自身が)『お湯を栄作にあげるだろ。そうするとお湯が返ってくる。人間というのはこういうもんだぞ』とギブ・アンド・テークを当時僕に教えてくれた」と述懐。「あれから半世紀が経ちましたけど、常にそれは心にありますね」と述べた。

 また、イベント司会から「4~5歳のことを覚えているんですね」と言われて、吉田は「そのときのことはよく覚えてます」と語気を強めた。

 今作で主演を務めた服部樹咲は、同じ質問に「親にみーちゃんと呼ばれている。昔から母に『みーちゃんならできるよ』と言ってもらっていて、本当にそれが今支えになっている。昔はクラシックバレエを習っていたんですけど、コンクール前に『みーちゃんなら絶対1位になれるよ』とか『絶対できるよ』とか(言われた)」とコメント。「あと私が何か怖くて挑戦できないときとかに『みーちゃん、そうやって怖がっていても、結局うまくできるじゃん。だから大丈夫だよ』と言ってくれて、私も挑戦できたりした。私も私自身を信じて色んなことに挑戦してきたんですけど、母もその私を信じて、そうやって前向きなことを言ってくれた。それが今の自己肯定感の高さにもつながっているかな、と思います」とほほ笑んだ。

 同舞台あいさつには、岡崎紗絵、長澤樹、黒川想矢、田中俊介、西川達郎監督も出席した。

 同作は、草彅剛主演の映画『ミッドナイトスワン』(2020年)にて、演技未経験ながら日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した服部が長編初主演を務めたオリジナルストーリー。世界三大毛織物(ウール)の産地として世界的に注目されている愛知県一宮市のある尾州地域。昨今さまざまな問題や課題に悩む工場や企業が少なくない。そんな尾州の背景をもとに、発達障害を持ち幾多の壁にぶつかりながらも夢に挑戦する高校生・神谷史織(服部)と、その家族や親友との希望を描く。吉田は、史織の父・神谷康孝を演じた。

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