芸歴41年の竹中直人、映画出演は「未だに恥ずかしい」 “まだ諦めていない”ことは?
俳優の竹中直人が11日、都内で行われた映画『はじまりの日』初日舞台あいさつにダブル主演のex JAYWALKの中村耕一と遥海、メガホンをとった日比遊一監督とともに出席した。
出演映画『はじまりの日』が公開初日
俳優の竹中直人が11日、都内で行われた映画『はじまりの日』初日舞台あいさつにダブル主演のex JAYWALKの中村耕一と遥海、メガホンをとった日比遊一監督とともに出席した。
本作は従来のミュージカル映画とは一線を画す、フィルム撮影にこだわった抒情的な映像と魂の歌声で紡ぐ大人のための音楽ファンタジー。かつて一世を風靡(ふうび)したロックスターと、未来の歌姫という世代を超えたコントラストの中で描かれるのは、再び光を放つことへの優しい視線と自信を小さな一歩へ変える勇気。そして脇を固める実力派の俳優陣が物語をさらに味わい深いものに導く。
今回ダブル主演を務めるのは映画初出演にして初主演となる中村と遥海。自分の初主演映画が公開初日を迎えたことについて中村は「少し照れくさいです。自分でも映画を何回か見たんですけど、やっぱりいまだに正視できない。みなさんがこれからあの姿を見るんだなというと、すごいなんかちょっと照れくさい」と照れ笑い。遥海も「映画を1回しか見てないです。それぐらい恥ずかしくて。歌っていない自分を見られるってすごくなんか内臓を見られてる気分。それくらい赤裸々にやってきた」と素直な胸の内を明かした。
すると、芸歴41年になる竹中は「今お2人が“恥ずかしい”とおっしゃったんですが、僕も常にそれは消えずに、自分が映画に出るなんていまだに僕恥ずかしいですから」と告白。映画にテーマにちなみ、“まだあきらめていない”ことについて聞かれた際も、「僕は歌がとても大好きで、たまに歌ったりしますが、京都の磔磔(たくたく)ってライブハウスが僕はとても好きで、またそこに立って歌いたいなと思ったりしますけどね」と答えながらも「でもなんか照れくさいしね。人前で歌を歌ったり、芝居したりするのは本当に照れくさい。だから2人が恥ずかしいっていうのが本当にかわいい」とシャイな一面を覗かせた。
また、主演の2人の演技についても「もう何て言うんだろう、役者の次元じゃないところに存在してくださったので、見ていてお2人とも少年少女のようでとても柔らかい空気を出していて、とても良かったです」と賞賛。竹中のファンだったという中村は今回の共演について「僕はやっぱり映画の世界を初めて体験させてもらって、竹中さんの普段とのギャップが大きすぎて……。目の前で“笑いながら怒る人”をやってくれて、そのやり方を教えてくれた。最高でした」と感動した様子だった。