43歳・妻夫木聡、四十肩を告白 手を上げ実演「こっちはまだ上がるんですけれど…痛い」
俳優の妻夫木聡が10日、都内で行われた映画『本心』(11月8日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇し、四十肩に悩んでいることを明かした。舞台あいさつには妻夫木のほか、池松壮亮、三吉彩花、水上恒司、田中裕子、石井裕也監督も参加した。
『本心』完成披露舞台あいさつに登壇
俳優の妻夫木聡が10日、都内で行われた映画『本心』(11月8日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇し、四十肩に悩んでいることを明かした。舞台あいさつには妻夫木のほか、池松壮亮、三吉彩花、水上恒司、田中裕子、石井裕也監督も参加した。
この日は、作品タイトルにちなんで「最近本心を隠してしまった出来事」というエピソードトークが展開。43歳の妻夫木は「40歳を超えまして……」と切り出すと「大っぴらにすると『あー年なんだな』と思われるのですが、いま四十肩なんです」と告白。実際に左手をあげる仕草をした妻夫木は「こっちの手はまだ上がるんですけれど」とモーションを見せるが、やっぱり「痛い」と発言して会場を笑わせていた。
そんな妻夫木だったが、劇中ではVF(バーチャル・フィギュア)の開発を行う技術者・野崎将人を、何とも言えないような怪しさで好演している。石井監督の作品は久々となるが「どこか家に帰ってきた安心感があります」と明かすと、「(主演の)池松君は役に向き合うとき、役と同化するぐらい突き進んでいく人。その手綱をしっかりと握っている関係性がすごい」と石井監督、池松とのコンビネーションを称賛した。
妻夫木の言葉に池松は「妻夫木さんにそんなことを言われて恐縮してしまいます」と照れくさそうに語ると「それぞれのパートで、役に責任を持って演じられている姿が神々しかったです」と共演者たちに感謝を述べていた。
本作は、平野啓一郎の同名小説を、『月』や『舟を編む』などの石井監督が映画化。今からさらにデジタル化が進み、“リアル”と“ヴァーチャル”の境界が曖昧になった少し先の将来を舞台に、亡くなった母の“本心”を知るためAIで彼女をよみがえらせることを選択する青年・石川朔也(池松)と、彼を取り巻く人間の“心”と“本質”に迫る革新的なヒューマンミステリー。