俳優の遠藤憲一が8日、都内で行われた連続ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子～」を映画化した『劇場版ドクターX』（12月6日公開）の完成報告会見に米倉涼子、田中圭、内田有紀、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、西田敏行とともに登壇した。

「ドクターX～」は、大学病院の医局に属さず、怪しい名医紹介所に所属しながら、様々な病院を渡り歩いている孤高のフリーランスの外科医・大門未知子の活躍を描く。2012年にドラマ第1シリーズが放送され、第7シリーズまで制作された。

　会見で、映画をもって完結することが明らかに。遠藤は「近所の小学生たちに会うと遠目から『ドクターX』と呼ばれている時期がありました。タイトルで声をかけられたのは、この12年、いっぱい作品やってきているのに『ドクターX』だけだった。そのくらいインパクトがある作品なんだとずっと思っていました」と語った。

　米倉が『ドクターX』完結について涙ながらに語る中で、遠藤は「恐らくね、映画あたればまたやるんじゃないの？　違うかな？」と明るく言い放ち、「でもやってほしい。どうかやれることを願って、ごあいさつとさせていただきます（笑）」とコメント。鈴木から「『またやる』とか絶対言っちゃダメ！」とツッコまれていた。

　会見では映画の最新予告動画も紹介された。岸部一徳演じる神原晶の身に、何か起こるという不穏な映像だった。米倉は「晶さんに何か起こるのは絶対に避けたいストーリーだけど、そうなりました。苦しくて挑戦的な、愛情深い映画になっています」とアピールした。