日本だけでなく今や世界中で人気の国民食、ラーメン。その先駆けとなった人気ラーメン店「博多 一風堂」のニューヨーク店で、二郎系ラーメンが食べられるとの投稿がSNS上で話題を集めている。投稿者でピアニストの角野隼斗（Cateen かてぃん）さんに、詳しい話を聞いた。

「『ニューヨークの一風堂の入口で合言葉“Jiro”と言うと秘密の部屋に通してくれて二郎を頼める』という嘘みたいな噂を聞いて行ってみたら、本当にあった最高」

　今月1日、SNS上に投稿された写真には、麺の上に大量のもやしと背脂、ニンニク、チャーシューなどが山積みとなった二郎系ラーメンが収められている。続く投稿では、「僕が増してないだけで、増そうと思えば増せます（Mashi Mashi）」「メニュー上の名称はJiroではなかった」「1杯4000円ちょっとくらい」など、二郎系ラーメンでおなじみの無料トッピングや値段などの詳細がつづられている。

　投稿は7000件を超えるリポスト、5.8万件の“いいね”を集めるなど反響を呼んでおり、「マジっすかww 裏技すぎる」「そんなことあるの？！」「すごい！！笑　面白くて調べたらどうやら裏メニュー提供可の時は入り口にニンニクがつるしてあるらしいですよ」「秘密の合言葉　なんかふしぎ？　だけど、ワクワクする」「ニューヨーカーも二郎系食べるんだな」「ラーメン好きとしては、こういう情報聞くだけでワクワクしてしまいます」など、驚きの声が多数寄せられている。

　投稿者の角野さんは千葉・八千代市出身のピアニスト。世界中でソロリサイタルやオーケストラとの共演をする傍ら、「Cateen かてぃん」名義でYouTubeでも活動しており、チャンネル登録者数は140万人を超えている。現在はニューヨークに在住、東京との2拠点で活動している。

　気になる“一風堂二郎”の味について、「美味しかったです。忠実に二郎を再現している感じがしました」と角野さん。「ラーメンはどこの国でも有名ですが、二郎はまだ海外ではマイナーで食べられるところも少ないので、もっと認知されて二郎を提供してくれる店が増えれば僕は助かります」と話している。