お笑いコンビ・鬼越トマホークの坂井良多改め良ちゃんと元アイドルグループ・マボロシ可憐GeNEの早乙女ゆみの夫妻が6日、関西テレビ『マルコポロリ！』（午後1時59分）に出演。2022年8月に結婚を発表した2人は、“令和の芸人夫婦”の実情を明かした。

　MCの東野幸治から収録中の手つなぎを要請されると2人は大歓迎。いちゃつき、鼻の下を伸ばす良ちゃんの姿に東野は「オレの大好きな鬼越を返せ!」と叫んだ。出会いは、良ちゃんが、相方・金ちゃんとともに早乙女のグループのアルバイトスタッフとして“はがし”担当をしたこと。

　良ちゃんが「僕がはがれなかったっていう」とにやけながら話すと、東野は「きょうの面白くないねえ」と切り捨てた。良ちゃんは「“全部かわいい”って言ってくれます」と言うと、早乙女は「全部かわいくて」とうなずいた。イチャイチャに関しては度を超えるほどで、良ちゃんの芸人との飲みの席や営業先などに早乙女が同行するケースもあるとした。

　早乙女にはアイドル時代から根強いファンがいるという。良ちゃんは「結婚式やるって言ったら、ゆみのが“オタクを招きたい”と」と予想外の展開に触れた。東野が「結婚の祝儀も意外と請求すんねやろ」と聞くと、早乙女は「5万です」と即答した。

　東野は「ファン来ていいよ、結婚式。その代わり5万祝儀で包んでって」と説明し、「何人ぐらい来たの?　ファン」と確認。早乙女が「10人ぐらいです」と返答すると、東野は「10人ぐらい。50万ですから。なかなかしっかりしてるっていうか」と感心した。

　良ちゃんは「そこでもチェキ会を（開いた）。結婚式でいろんなゲスト来てるのに、チェキ会で新郎の僕がチェキを撮って」と笑わせた。東野は、“推し”のウエディングドレス姿の横で撮れるというのは「最高のチェキや」と表現。良ちゃんは「1枚1000円ですけど、愛犬もいるんですよ。愛犬を入れたバージョンは2000円です」と商魂たくましかった。

　早乙女は「ここで爆弾発言と言いますか……」と前置きすると、「夜の営みやったことないんですよ」と衝撃告白した。東野やほかの出演者が「え？」と目を丸くし、東野は「そういう関係じゃないの？　夜の営みしたことないの？」と確認。良ちゃんが「はい」と言い、早乙女も「1回もしたことないです」と続いた。経験豊富な東野が「オレどうしたらええんやろ」とおろおろした。

　東野が半信半疑で「チューしたりとかさ」と聞くと、良ちゃんは「チューとかイチャイチャはするんですけど」と返答。東野が「最終的な“合体”みたいな。アモ～レ～みたいな感じで」と再び尋ねても、良ちゃんは「ノンアモーレで」と表現した。

　理由について、良ちゃんは「シリアスな話じゃないですけど、もともと家族仲がすごい悪いんですよ。長野の村で代々、村の嫌われ者の一族の末裔（えい）なんですけど」と口にすると、東野から「それ関係ないやん」とツッコミが入った。

　良ちゃんは「でもホントに4兄弟で全員30歳超えてるんですけど、（自分以外）全員恋人もいないし、結婚もしてないんですよ」と明かすと、「どっかで親とか一族の仲を見てるから、“ここで止めよう”と思ってるんです。“子孫を作らない”っていうのがどっかであるんですよ、正直。だから、この世界入って来たっていうのもあるんですよ」と力を込めた。

　東野が「深い、なんか闇があるわけや」と話すと、良ちゃんは「だから家族にまったくあこがれてない。それを（妻に）説明したんですけど。“僕は結婚向いてないと思うし、こういう考えなんだ”って。でも（妻は）“1回結婚して、ダメだったら離婚すりゃいいじゃん”って。“面白いじゃん”みたいな」と早乙女の前向きさによるゴールインとした。