古村比呂、がん“再々再発”の現在「6週間に1回、抗がん剤を投与」…俳優復帰プランも明かす

俳優の古村比呂が3日、都内で行われたエムスリー総研主催の「子宮頸がんワクチンに関するメディアセミナー」に登壇。再々再発した、自身のがんの現状を明かした。

メディアセミナーに登壇した古村比呂
メディアセミナーに登壇した古村比呂

仕事復帰に兆し「医療が進んでることが一つの光」

 俳優の古村比呂が3日、都内で行われたエムスリー総研主催の「子宮頸がんワクチンに関するメディアセミナー」に登壇。再々再発した、自身のがんの現状を明かした。

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 古村は、2012年に偶然の検査で子宮頸がんが見つかり、3月には全摘手術を実施。その後、17年に子宮頸がんの再発を確認。一度は仕事への復帰を果たすも、3か月後に受けたCT検査で肺とリンパ節への転移が判明した。18年から19年1月にかけては、抗がん剤治療を実施し、寛解へ向かったものの、4年経過した23年、大動脈リンパ節に再々再発。現在も治療中であり、ブログなどではその模様などを発信している。

 壇上に上がった古村は自身の体調を「いまは6週間に1回、抗がん剤を投与しています。PET検査では新たにがんは見つかっていないので、良い状態ではあります。ただ、何が起こるか分からないので(投与は)続けていきます」と、小康状態であることを語った。

 今回のセミナーでは、子宮頸がんワクチン接種率の状況について、識者らと確認。子宮頸がんは毎年1万1000人の女性がかかる病気で、年間2900人が亡くなっているが、子宮頸がんワクチンを接種することで80~90%の予防が可能となっている。17~27歳向けには現在キャッチアップ接種制度により無料で受けられるが、その世代を中心に320万人が未接種という課題がある。

 その現状について古村は「予防と検診の違いっていうものを理解した方がいいと思っています。予防できるのはワクチン、検診はあくまでもがんの早期発見を行うことなんですよね。その違いが若い方にも伝わるように、保護者側も学んでいかなければと思っています」と、真剣な面持ちで語った。

 この先、俳優業に復帰する意思があることを明かした古村は「医療が進んでることが一つの光になっていますし、罹患している患者同士で交流会をしているのですが、そうした新しい出会いに支えられてる部分も大きい」と、前向きな表情で締めていた。

次のページへ (2/2) 【写真】メディアセミナーで笑顔も見せた古村比呂の最新ショット
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