俳優の橋本環奈が、主人公・米田結を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』（月～土曜午前8時）の第5回が4日に放送され、結が、書道部の先輩・風見（松本怜生）と展覧会に出かける途中、ハギャレンのギャルでスズリンの愛称の田中鈴音（岡本夏美）を見かけ、様子がおかしいと気付く展開が描かれた。SNSでは、その後、描かれたスズリンの事情、結と2人の様子に「泣ける」「頑張れ」という声が飛び交った。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　第5回では、結が、祖母・佳代（宮崎美子）が握ったおむすびを持ち、憧れの風見と一緒に展覧会に行くため、待ち合わせ場所に到着。風見の私服姿にもときめく結だが、2人で展覧会へ向かう途中、スズリンがティッシュ配りをしているのを発見。結は見つからないようにするが、スズリンは体をフラフラさせ、その場にうずくまってしまった。結が病院に連れて行くとスズリンは栄養不足だった。父を亡くし、借金もあって働きづめの母と2人で暮らすスズリンは食費を浮かすため一袋100円のお菓子を2日もたせて食べ、1か月の食費は3000円と話していた。

　結は祖母が持たせてくれたおむすびを「おいしいもん食べたら悲しいこと、ちょっとは忘れられるけん。食べり」と言って、スズリンに渡した。スズリンは父が生きている頃、家族でよくピクニックに行ったと話すと「その時食べたおむすびの味、思い出した。やばっ、懐かしすぎて泣きそう」と言い、涙を浮かべ、おにぎりを食べた。

　2人でおにぎりを食べるシーンにSNSでは「スズリンがおむすび食べてるだけで泣ける」「ギャルがおむすび食べるシーンで泣く」「もらい泣き」「涙せんが…」「泣いちゃった」「残っているおむすびもスズリンにあげて」「胸が痛い」「頑張れスズリン」「千と千尋みたい」「塩むすび最高」「『食べり』かわいすぎ」と感動の声が目立った。