8月22日から23日にかけて日本テレビ系で放送される「24時間テレビ」で、「スペシャルヒューマンストーリー」として今年3月に急逝した志村けんさんの物語を放送することが分かった。そして、ドラマの主演を「ジャニーズWEST」の重岡大毅が務めることが発表された。

　今年の「24時間テレビ」では、「誰も知らない志村けん ―残してくれた最後のメッセージ―」と題し、テレビでは見せない、誰も知らない“想い”を抱えていた志村さんの物語を、本人のドキュメント映像とドラマ、そして志村さんが愛した音楽を通して描く。ドラマ部分の主演を務める重岡は、志村さんの姿をずっと近くで見てきたテレビディレクター役を演じる。

　出演にあたり重岡は、「主演のお話を頂いた時は『とにかく頑張るぞ！』という気持ちと、『焦ったらアカン』という気持ちで揺れ動く、大変不思議な感覚になりました」とコメント。

　また、「僕にとって志村さんは、老若男女から愛されるお茶の間の人気者で、『テレビつけたら、いつもいる』という、ものすごく温かいイメージがあります」と話し、「今回『天才！志村どうぶつ園』を始める時から志村さんとずっと共に歩んできたディレクター役を演じますが、志村さんに触れさせていただく中で、『職人』だったり、『責任を背負い仕事を頑張る大人ってどういうことなのか?』を学ぶことができたら嬉しいです」と意気込んだ。

　ドラマとドキュメントと歌が融合する新たな試みでもある今回の企画は、8月22日午後9時頃から放送予定。「志村どうぶつ園」で仕事を共にした人たち、スタッフたちが16年間で目撃した志村さんの姿とは。そして、志村さんが最後に残したメッセージとは……。晩夏に稀代のコメディアンの知られざる素顔が描かれる。

　今年の「24時間テレビ」のテーマは「動く」で、メインパーソナリティーを井ノ原快彦(V6)、増田貴久(NEWS)、北山宏光(Kis-My-Ft2)、重岡大毅(ジャニーズWEST)、岸優太(King & Prince)が務める。24時間テレビサポーターは徳光和夫が担い、総合司会は羽鳥慎一と日本テレビの水卜麻美アナウンサーが担当する。