SixTONESの田中樹が1日、都内で行われた『劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵』（10月25日公開）の完成披露舞台あいさつに、主演の間宮祥太朗、共演の竜星涼、嵐莉菜、金子ノブアキ、志田未来、小澤征悦、メガホンをとった佐藤東弥監督とともに登壇した。

　撮影時に印象的に残っていることを聞かれた田中は「ゲームのシーンとかはワンシーンで百何十アングルから撮ることがあって、1日かけて2シーン撮るみたいな過酷な状況で、何回も同じシチュエーションで、同じせりふみたいな精神的にやられてしまうようなゲームシーンがドラマ版から続いて、映画はそこに加えて海外での撮影もありましたので、体力的にもしんどかったんじゃないかなと思います」と回顧した。

　また、カンボジアで初の撮りこぼしを経験したという田中は「3人でとある建物を見て、そこに入っていくシーンがあって、間宮くん、（古川）琴音ちゃん、そして僕の1人ずつのソロを撮りたいと。確かに2回戦やったんですけど、3回目がなかったので、どこかで僕のカットを撮っているんだろうなと思ったら、あとから『撮り忘れていたので、明日撮らせてください』って言われて、またその建物に行って、建物を見ているだけの1日があったんです」と打ち明け、「そうしたら、監督が映画でカットしたんですよ！」と声を荒らげ嘆いた。

　これに、佐藤監督は「本当に申し訳なかったです」と謝罪し、「本気で謝られると責められない」という田中を横目に、佐藤監督は「どうしてもほしいカットではあったんですけど、編集のときにどうしても必要になるかという問題が……。ここはグループショットで見せたほうがいいなと」と説明。さらに、佐藤監督が、ドラマ版でカットした小澤のシーンを劇場版で使用したことを明かすと、田中は「じゃあ監督の次の映画でそのカットを入れてもらえれば」と期待を寄せた。

　原作は、2013年から2017年に『週刊少年マガジン』（講談社）で連載された同名漫画。2024年にはドラマ『ACMA:GAME 悪魔ゲーム』が日本テレビ系日曜ドラマ枠で放送され、99本集めるとこの世のすべてを手にすることができる “悪魔の鍵”をめぐり、悪魔たちが執り行う究極の“頭脳×心理”デスゲーム【アクマゲーム】に挑むサバイバル・エンターテインメントとして人気を集めた。