伊藤健太郎が離れた芸能事務所「双方の意見が一致せず」と異例表現 4年前発生した違約金問題が背景か

俳優の伊藤健太郎(27)が、芸能事務所のイマージュエンターテインメントを退所していたことが1日、分かった。同事務所が公式サイトを更新。9月10日で専属契約期間満了をもって伊藤が退所したことを明かし、「今後の活動や契約について話し合いを重ねてまいりましたが、双方の意見が一致せず、最終的に退所という形で合意」と異例の表現をしている。その背景には、伊藤が2020年10月、道路交通法違反などの容疑で逮捕(後に不起訴処分)され、謹慎した際の数億円に上る違約金の支払い問題があることが、ENCOUNTの取材で分かった。

伊藤健太郎【写真:ENCOUNT編集部】
伊藤健太郎【写真:ENCOUNT編集部】

ファンクラブは存続も「新規入会の受付を休止」

 俳優の伊藤健太郎(27)が、芸能事務所のイマージュエンターテインメントを退所していたことが1日、分かった。同事務所が公式サイトを更新。9月10日で専属契約期間満了をもって伊藤が退所したことを明かし、「今後の活動や契約について話し合いを重ねてまいりましたが、双方の意見が一致せず、最終的に退所という形で合意」と異例の表現をしている。その背景には、伊藤が2020年10月、道路交通法違反などの容疑で逮捕(後に不起訴処分)され、謹慎した際の数億円に上る違約金の支払い問題があることが、ENCOUNTの取材で分かった。

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 異例の発表だった。イマージュエンターテインメントは公式サイトで「2020年9月以来、4年にわたり全力でサポートし、伊藤健太郎と共に歩んでまいりました。今後の活動や契約について話し合いを重ねてまいりましたが、双方の意見が一致せず、最終的に退所という形で合意に至りました」と伝え、「皆様のご理解とご支援を重ねてお願い申し上げます。最後に、ご心配とご迷惑をおかけした皆様に、改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 昨今、芸能事務所から所属タレントが退所するケースは珍しくなく、大半が発表の際に「今後も○○への応援をお願いします」と呼びかけている。だが、今回はそうした文言は一切ない。

 背景を取材すると、伊藤が4年前に起こした道路交通法違反などの問題があった。当時、スポンサーなどから請求された違約金は数億円に上るとされ、その支払いにはイマージュエンターテインメントのサポートがあったという。その状況を知る関係者は「違約金の肩代わりは事務所がしています。以降も全力でサポートし、再びかつてのように活動できるようになった。にも関わらずに本人が退所を言い出してきた。ならば、その肩代わりした分の支払いでもめることは当然のことですし、今後も弁護士を通じて問題解決に向けての話し合いは続くことになります」と解説した。

 現実に同事務所の尽力もあり、伊藤は21年6月に芸能活動を再開。舞台、朗読劇、映画に出演するなどし、今年4月期には日本テレビ系連続ドラマ『街並み照らすヤツら』で地上波ドラマへ復帰。9月29日には、NHK大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)第37回「波紋」に若武者・双寿丸の役で登場。今後もやんごとなき雅な人々の世界を違う視点から見つめているオリジナルのキャラクターとして、重要な役割を担うことになっている。

 その状況下での発表。伊藤は別の有名事務所に移籍すると見られているが、1日午後1時の段階では同事務所への公式サイトには契約成立の報告はなく、同関係者も「前事務所との問題もあり、しばらくは影ながらのサポートになるのでは」と話している。

 なお、伊藤が再起の道を歩む中で21年6月9日に発足した公式ファンクラブについては、9月30日に同クラブ公式サイトで「誠に勝手ながら 2024年9月30日(月)23:59 をもって新規入会の受付を休止することとなりました」「現在ご入会中のお客様につきましては、今後も引き続きマイページから会員更新のお手続きが可能です」「更新期限までに手続きがされず【会員状態:退会】となった場合につきましては、いかなる理由でも再入会ができませんので予めご了承くださいませ」などと記された。

 この件をENCOUNTがイマージュエンターテインメントに問い合わせると、「発表の通りだと思います。ファンクラブについては発足当時から弊社では運営していませんので」と回答した。

 状況から、ファンクラブ自体は存続の方向だが、会員たちは伊藤の出演舞台、朗読劇ではこぞってチケットを購入していた経緯もある。新規受付を休止したことも踏まえ、伊藤とともに歩んできたファンには心配な事態になっている。

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