【RIZIN】浅倉カンナ、引退試合は敗戦 終了ゴング直後に涙…10年のプロ生活に幕「今日まで本当にありがとう」
第7試合では、浅倉カンナ(26=THE BLACKBELT JAPAN)が13勝無敗の現RIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(26=Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)と対戦し、判定負けを喫した。引退マッチを勝利で飾ることはできなかった。
2014年に総合格闘技プロデビュー
格闘技イベント「RIZIN.48」(29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第7試合、RIZIN MMAルール スーパーアトム級(49キロ)5分×3R
第7試合では、浅倉カンナ(26=THE BLACKBELT JAPAN)が13勝無敗の現RIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(26=Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)と対戦し、判定負けを喫した。引退マッチを勝利で飾ることはできなかった。
負けはしたが気持ちを見せた試合だった。伊澤に極められかけるピンチが何度もあったが、柔軟な体を使い、しのぐ。3R、グラウンドの場面でトップを奪い返し、パウンドラッシュ。下から攻める伊澤に対し、上から荒々しいパンチを何度も浴びせようとしていた。
観客からは、エスケープするたび、パンチを当てるたび大歓声が上がっていた。試合が終わった瞬間に涙を流していた。
浅倉は2014年、17歳の高校時に総合格闘技プロデビュー。16年12月にRIZINに初参戦した。17年には「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017」女子スーパーアトム級トーナメントで優勝。日本の女子格人気をけん引してきた。ここまでのMMAプロ戦績は27戦20勝7敗。RIZINでは12勝を挙げている。
試合後の引退セレモニーではRIZINの榊原信行代表と家族から花束が贈られた。その間も浅倉は泣きっぱなしだった。
最後のあいさつでは「今日の試合、最後でいろんな意見があったなかで、自分はSNSで発言するのが苦手で、試合で結果で出そうと思ったんですけど伊澤選手強かったです。こうして最後対戦を受け手くれたこと感謝しています。星花ありがとう」と対戦相手の伊澤に感謝。
またRIZINに対しても「今日まで本当にありがとうございました。自分はこの舞台に立ててすごくいい格闘技人生を送れました。このRIZINに育ててもらって、こうやって最後を飾れることをうれしく思います」と続けた。
家族に対しては「お父さん、天才とも才能があるとも言われたことのない私をあきらめずに強くしてくれてありがとう。お母さん、なにがあっても味方でいてくれてありがとう。お兄ちゃん、強い部分も弱い部分もたくさん見せてきたけど、いつも応援団でいてくれてありがとう」と涙を流し、感謝を伝えた。