【RIZIN】引退の浅倉カンナ「やっぱりチャンピオン強かった」 今後は「格闘技のない生活も楽しみたい」

第7試合では、浅倉カンナ(26=THE BLACKBELT JAPAN)が13勝無敗の現RIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(26=Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)と対戦し、判定負けを喫した。浅倉は引退マッチを勝利で飾ることはできなかった。試合後の会見ではリラックスした表情で振り返った。

試合後の会見に応じた浅倉カンナ【写真:ENCOUNT編集部】
試合後の会見に応じた浅倉カンナ【写真:ENCOUNT編集部】

格闘技イベント「RIZIN.48」(29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第7試合、RIZIN MMAルール スーパーアトム級(49キロ)5分×3R

 第7試合では、浅倉カンナ(26=THE BLACKBELT JAPAN)が13勝無敗の現RIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(26=Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)と対戦し、判定負けを喫した。浅倉は引退マッチを勝利で飾ることはできなかった。試合後の会見ではリラックスした表情で振り返った。

「ここまでやってきて、こうやって無事に終われてほっとしてます。やっぱりチャンピオン強かったなって」

 対戦相手の伊澤は同じ1997年生まれの同級生として互いに高め合ってきた仲だ。試合中には伊澤に極められかけるピンチが何度もあったが、気持ちでしのぎきった。

「正直ほんとにもう気が遠くなってて、すごい苦しかったんですけど、ぐーって目つぶってて。やばいと思って目を開けた瞬間にこのまま終われないと思って、何とか凌ぎましたね。これが最後じゃダメだと思って動きました」

 入場時にはやはり感情が溢れたという。「オープニング映像で裏でもう1人で涙出ちゃって。これはやばいと思って1回落ち着かせたんですけど、入場してこの景色を見るのも最後なんだと思ったら、すごいなんかもう感情溢れてきちゃって、我慢できなくてもう涙出ちゃいました」「でも、今の気持ちは本当にほっとして清々しい気持ちの方が大きいです」

 浅倉は2014年に17歳の若さでMMAファイターとしてプロデビュー。2017年大晦日にはRIZIN女子スーパーアトム級トーナメントで優勝するなど、女子格闘技の第一線として活躍してきた。

 RIZINでの現役生活で最も頭に浮かんだシーンは「やっぱりRENAさんとのトーナメントの決勝です」と回想した。

 今後については、「練習行かなきゃっていう、もうその気持ちを持たなくていいんだ。いいのかなっていう。まだ実感がないんで想像はできないです。リアルのことは明確に決まってないですけだ、格闘技が今まではもう日常に当たり前にあったんで、その格闘技のない生活も楽しみたいなって思ってます」と語った。

 最後には今日まで応援してきたファンに向けて、「今日までたくさん本当にありがとうございました。今日で格闘家として最後の舞台をやりきることができました。本当に感謝してます。ありがとうございました」と語り、笑顔で約10年の現役生活に別れを告げた。

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