【光る君へ】矢部太郎が思う乙丸の切なさ まひろと賢子けんかに「見守るしか…歯がゆい」
NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で、まひろの従者・乙丸を演じる矢部太郎が29日、『光る君へ』の第37回で演じた乙丸の心情などを同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で紹介した。「君かたり」は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。
まひろの従者・乙丸を熱演
NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で、まひろの従者・乙丸を演じる矢部太郎が29日、『光る君へ』の第37回で演じた乙丸の心情などを同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で紹介した。「君かたり」は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
「まひろさまがどんどん偉くなられて、皆様に認められて必要とされていくというのが、本当にずっとおそばにいさせてもらったので、うれしい気持ちが一番大きいですね。本当にまひろさんに仕えさせていただいていたというのが、自分もすごく光栄で誇らしいというところがありますね。一方でお別れしてしまって離れているのが、今まで一緒にいさせてもらった分、すごく寂しさがあります」
内裏や土御門殿での暮らしを話すまひろについても言及した。
「まひろさまも家にいなかったからなじみたくて皆さんにいろいろお話しているんだと思うんですよね。でも、そういうことじゃなくてもね、普通にいてくださるだけでもね、まひろさまがいてくれて、みんなでご飯を食べれば、それでいいんじゃないかなと、やっぱり思ったりもしちゃいますけどね。まひろさまなりのサービス精神がすごい裏目に出ちゃったなという…。お酒も進んでいましたしね。帰ってきてうれしいけれども、『あれ……』という感じなんですかね」
乙丸からみたまひろと娘・賢子の関係についても語った。
「賢子さまもね、まひろさまのことが本当に嫌いっていうわけではないと思うんですよね。ああいうふうに言っていますけども、本当に気持ちが伝わればなという。お互いの気持ちがうまく伝わらず、こんな形になってしまっていて、それをやっぱり従者というのは見守るしかできないんだなという、歯がゆいですね。何か出過ぎたまねになってしまいますし、何かできるということもないと思いますし、それがやっぱりつらいですね」