尾上松也、朝は「鬼のように機嫌が悪い」 スタッフに気を遣われ「気をつけていかないと」

歌舞伎俳優の尾上松也が28日、帝国ホテルで行われた歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』製作発表記者会見に、松本幸四郎と共に出席した。

会見に出席した尾上松也【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した尾上松也【写真:ENCOUNT編集部】

歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』製作発表記者会見

 歌舞伎俳優の尾上松也が28日、帝国ホテルで行われた歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』製作発表記者会見に、松本幸四郎と共に出席した。

 歌舞伎の新たなるステージを目指して銘打った歌舞伎NEXTの、『阿弖流為』に続く第2弾である本作。2007年に誕生した究極の悪を描いた伝説の舞台『朧の森に棲む鬼』を“歌舞伎 NEXT ”として17年ぶりに上演。松也は松本幸四郎とダブルキャストとして、自らの命と引き換えに嘘と裏切りでエイアン国の王にまで上り詰めたライと、ライによって地位を奪われる将軍・サダミツを演じる。

 松也は、17年前に劇団☆新感線とタッグを組んだゲキ×シネ『朧の森に棲む鬼』に出演している幸四郎を見ていたというと「これまで幸四郎さんが携わってきた作品のなかでも、とにかくかっこよくて若手はみんな憧れていました」と回顧。

 そんな役を幸四郎と共にダブルキャストで務めることになったことに、松也は「ものすごくプレッシャーですよね」と苦笑いを浮かべると、幸四郎から「勝負だ!」と言われたことに「『勘弁してくださいよ』という気持ちでした」と胸の内を明かす。それでも、松也は「大谷翔平さんの発言ではないですが、憧れるのをやめて挑戦する気持ちで本番を迎えたいです」と意気込みを語る。

 作品タイトルにちなみ、「自分は何の鬼か?」という質問が投げかけられると松也は「午前中機嫌が悪い鬼ですね」と回答。松也は「寝起きが苦手で、朝は鬼のように機嫌が悪い。スタッフさんたちに気を遣っていただいてしまっています」と申し訳なさそうに語ると「コンプライアンスなどもあるので、しっかり気をつけていかないとダメですね」と寝起きの機嫌の改善を誓っていた。

 会見には、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのり、松竹株式会社取締役副社長・山根成之も参加した。

 歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』は、2024年11月30日~12月26日まで新橋演舞場、2025年2月4日~25日まで博多座にて公演。

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