衝撃デビューのシェイドゥラエフ 2戦目で元王者戦にも自信 明かしたキルギス人が強いワケ

格闘技イベント「RIZIN.48」(29日・さいたまスーパーアリーナ)の試合前記者会見が27日、都内で行われた。第8試合で元RIZINバンタム級王者フアン・アーチュレッタ(36=米国)と対戦するラジャブアリ・シェイドゥラエフ(23=キルギス)が現在の心境を明かした。

記者会見に出席したラジャブアリ・シェイドゥラエフ【写真:ENCOUNT編集部】
記者会見に出席したラジャブアリ・シェイドゥラエフ【写真:ENCOUNT編集部】

キルギス人は肉食

 格闘技イベント「RIZIN.48」(29日・さいたまスーパーアリーナ)の試合前記者会見が27日、都内で行われた。第8試合で元RIZINバンタム級王者フアン・アーチュレッタ(36=米国)と対戦するラジャブアリ・シェイドゥラエフ(23=キルギス)が現在の心境を明かした。

「昨日来日して気分も絶好調だ。(減量も)あと数キロ落とすだけなので問題ないよ。この試合に向けてしっかりと準備をしてきたので、勝てる自信はあるよ」

 RIZINデビュー戦となった6月の「RIZIN.48」では武田光司相手に1R早々リアネイキッドリアネイキドチョークを極め、一本勝ち。「柔軟体操のようなものだった」と語る姿にはフェザー級戦線にニュースターの誕生を予感させた。

 前回の試合についての反響について改めて問われると「(母国に帰ると)キルギス初のRIZINの選手ということで、非常に話題になって盛り上がりを見せてくれていた。日本のファンがすごく格闘家に対してリスペクトを持って、差別をしないという風に感じて、そこにも驚いた」と語った。

 対戦相手のアーチュレッタは元RIZINバンタム級王者の強敵だが、「対戦相手の試合映像はできる限り全部ビデオにして、彼のことをよく研究した。非常にタフな試合になると思うが、勝つための最大限の準備をしてきた」と自信をのぞかせた。

 近年、RIZINではキルギスを含む中央アジア勢の躍進が目立っている。シェイドゥラエフも19年に地元キルギスでプロデビューを飾ると、MMA通算11戦11勝といまだ負けなしの戦績を誇る。フィニッシュ率は驚異の100%と、プロキャリアで闘った全ての相手をマットに沈めてきた。

 強さの秘訣について問われると、「個人的な感想だがキルギス人は馬肉をたくさん食べます。おそらく肉食なので強いんじゃないかなと。私の精神力の強さっていう部分は、私の生い立ちに影響があると思います。タフな環境で育ったので我慢強さだったりが鍛えられたのではないかなと思っています」と明かした。

 今回の試合はYoutubeのRIZIN公式チャンネル上で無料配信される。キルギスの伝統的な衣装であるカルパックをまとい、母国のファンに向けて必勝を誓っていた。

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