俳優の服部樹咲が26日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われた映画『BISHU～世界でいちばん優しい服～』（10月11日先行公開・10月18日拡大公開／西川達郎監督）の完成披露上映会に出席。同作で共演した岡崎紗絵の虜になっていた。

　同作の舞台は、世界三大毛織物（ウール）産地の1つである尾州地域。この地で、発達障害を持ち数々の困難にぶつかりながらも、服作りに挑戦する高校生の史織（服部）と、共に歩む家族と親友との希望を描いた。

　同作が長編映画初主演となった服部は「これまでにないくらい緊張しているんですけど、楽しく話せたらいいなと思います」とあいさつ。同上映会の会場は、服部が出演した映画『ミッドナイトスワン』のロングラン上映を行った劇場となっており、その場に再び立った気持ちを聞かれると「TOHOシネマズ日比谷さんには、とてもお世話になりました。3か月前くらいに最終上映の舞台あいさつをさせていただいたのですが、まさかこんなに早く立っていると思っていなかったので、うれしい限りです」と喜び、「（『ミッドナイトスワン』から）4年経って、また新しい私の姿をお見せできるんじゃないかなと思う」とアピールした。

　同作で、史織の姉・布美は岡崎、父・康孝は吉田栄作が演じており、この日はともに登壇していた。岡崎と共演した感想を尋ねられた服部は「本当にかわいくて！」と声を張り、「始めて会った時も、撮影中もずっとかわいいなと思っていて。声もすごく魅力的で、声を聞いていると幸せになるようでした」とメロメロ。対する岡崎は「始めてお会いした時は、すごくすらっとされていて、クールなイメージがあった。でも、話すと18歳のあどけなさもあって、かわいらしかったです」と語った。

　この2人の父役を務めた吉田は「2人ともすごくしっかりしていました。でも、年相応なあどけなさもありました。『きょうのご飯すき焼きだよ』って言うと喜ぶ紗絵ちゃん。俺と一緒にスイーツを食べてくれる樹咲とかね」と言い笑わせ、「本当に家族だと思えることが撮影中にありましたね」と回顧した。

　上映会には、長澤樹、黒川想矢、知花くらら、清水美砂、西川監督も登壇した。