吉本新喜劇の今別府直之が25日、MBSラジオ『メッセンジャーあいはらのYouはこれから!』（水曜午後3時）に出演し、月給について触れた。

　メインパーソナリティーのメッセンジャーあいはらは給料日のこの日、朝から子ども2人の学費など支払いに追われたと明かした。続いて52歳独身の今別府は「きょう給料袋（明細）が郵便局から来て」と言うと、家族持ちのあいはらから心境を聞かれた。今別府は「“今月はどれぐらいもらえるかな？”みたいな。生活で困ることはないから。1人やし、ムチャな買い物もせえへんから。“今月は何十万かな?”っていうその楽しみです。ワクワクドキドキ」と返した。

　あいはらからの「今月は多かった？」という直球質問に、「多かったです」と即答。出演者からの「あらっ」という声に、「月80万（円）とかもらったことありますよ」となぜか自ら“最高月収”を明かした。藤崎マーケットの田崎佑一が「芸人って“ボーナス月”とかないですもんね」と口にすると、あいはらは「完全なる日払い制というか歩合で1回いくらですから」とシステムに言及。「80万いうたら多いですよね」と感心し、田崎も「（新喜劇は）座長じゃなくてもそんなにいくんですね。座長が高いのは分かりますけど」と想像以上とした。

　あいはらは「1回1万円の仕事を80回やったってことですよね」と説明。同局の武川智美アナウンサーが「80回？　1か月で？」と驚くと、今別府は「そうそう」と肯定した。あいはらは「ただ、1回劇場が大体5000円ぐらいなんで、単純に……」と笑うと、武川アナは「160回」と反応。田崎は「（月に）160ステ（ージ）」と忙しさを強調した。今別府は「NGK（は1日）3公演、4公演ありますから。新喜劇は1週間やから、それが4週入ったり」と内訳を明かした。

　あいはらが「いま新喜劇に夢見てる子どもたちとかいてるじゃないですか。夢あるんすね」と言うと、今別府は「あります」と自信の返答。あいはらは「言うたら、座長にもなってない、出番が多いわけでもない、セリフがたくさんもらえるわけでもない、重要な役どころでもない、1幕目から出てくるベテランが、20数年やって、“80万円もらったことがある”んですもん」といじりつつ共感した。

　武川アナが「毎月（80万）じゃないんですね」と確認すると、今別府は「毎月じゃないです。入ってこんでええぞ、そんなにな。あの、精神的に疲れるから」と思いを吐露。笑いが起こる中、理由について「みんなに気を遣って、精神的に疲れるんです」とした。あいはらが「その対価が、80万円のときもあった？」と聞くと、「ありました。今年も70万、1回もらいました」と打ち明けた。

　あいはらは、この日の出演者で最も年収が低いのは今別府と予想。自身、武川アナ、田崎、今別府の順とした。「一番下」と言われた今別府は「そうです。ホントそうです」と認めると、武川アナは「ホントですか？　もうちょっともらってるん違います？」と不思議がった。今別府は、番組関係者では同局の入社10年目の藤林温子アナや女と男・市川より下と考えていると告白。あいはらは、市川とは「どっこいぐらいちゃうかな」と指摘。今別府は「藤林さんはサラリーマンやから負けてると思います」と見解を示した。