『スカイキャッスル』主要メンバーがクランクアップ 主演・松下奈緒「何の後悔もない!」

テレビ朝日系連続ドラマ『スカイキャッスル』(木曜午後9時)に主演する俳優の松下奈緒、主要キャストの木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪がクランクアップを迎えた。

クランクアップを迎えた木村文乃、比嘉愛未、松下奈緒、高橋メアリージュン(左から)【写真:(C)テレビ朝日】
クランクアップを迎えた木村文乃、比嘉愛未、松下奈緒、高橋メアリージュン(左から)【写真:(C)テレビ朝日】

寂しさを感じる松下「明日からは、“目の奥は笑わずに笑顔になること”がない」

 テレビ朝日系連続ドラマ『スカイキャッスル』(木曜午後9時)に主演する俳優の松下奈緒、主要キャストの木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪がクランクアップを迎えた。

 26日に最終回を迎える同作は、世界的ヒット作『梨泰院(イテウォン)クラス』(2020年)を手がけた韓国の大手スタジオSLLが制作し、韓国のケーブルテレビ局・JTBCで18年~19年に放送された『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』の日本版。今回はSLLと『梨泰院クラス』の日本版『六本木クラス』(22年)の制作陣が再びタッグを組み、日本を舞台にセレブ妻たちの“壮絶マウントバトル”を描く。高級住宅街・スカイキャッスルに住み、名門・帝都病院の医師を夫に持つ裕福な妻たちが、“裕福で幸せそうに見える暮らし”の中で、夫の出世バトルや子どもの受験バトルなど頂点を極めるために対抗心を燃やす。主演の松下は、経歴を偽って生きてきたセレブ主人公・浅見紗英を演じている。

 ひと足先にオールアップを迎えたのは、敏腕受験コーディネーター・九条彩香を演じた小雪。謎多き役どころで、紗英や視聴者を震え上がらせている。松下から花束を渡された小雪は、満面の笑みで松下をハグ。「特殊なドラマではありましたが、(それゆえの)貴重な体験をありがとうございました。楽しかったです」と声を弾ませた。

 それから数日後、数々のマウントバトルと物騒な事件の場所となった“思い出深い浅見家のリビング”で、一筋縄ではいかないセレブ妻たちを演じた松下、木村、比嘉、高橋がそろってオールアップを迎えた。知られたくなかった秘密の過去がばれ、容赦なき家庭崩壊の危機にさらされた紗英役を通して、乱高下の人生を疑似体験してきた松下は、「いろんな意味でチャレンジングなことが多い役柄でしたが、素敵な俳優のみなさんと同じ目線でいろんな演技ができ、私にとって“ひとつの財産”になりました」とコメント。「明日からは、“目の奥は笑わずに笑顔になること”がない……と思うと寂しくもありますが(笑)、もう何の後悔もない! あとは安心して最終回まで見届けたいです」と、充実感をにじませながらあいさつした。その直後には「いえ~い!」と叫びながら思いっきりバンザイし、軽快なダンスでクランクアップの喜びと感謝を表現した。

 また、紗英とは深い因縁のあるスカイキャッスルの新住民・南沢泉を演じた木村は、「このセットでみなさんと一緒にクランクアップできることがすごくうれしいです。と同時に、作品の登場人物同様にこれから、みんなもそれぞれの道を進んでいくと考えると、切なくなってしまいました」と振り返った。「この現場は安定剤みたいな存在で、ずっと楽しくて! ずっとここにいたいなって、心から願う現場でした」と、感慨深げな笑顔であいさつした。

 かたや、意を決しモラハラ夫に果敢に立ち向かっていく気高きセレブ妻・二階堂杏子を演じた比嘉は、「(夫が息子のために作った勉強部屋の)壁をぶち破るわ、(夫が大切にする)ピラミッドを壊すわ……。この役を演じさせていただいたおかげで、新しい自分の一面を見つけることができました(笑)」と語り、「いろいろ経験させていただき、ありがとうございました!」と、達成感に満ちた笑みを浮かべた。

 さらに、周囲に流されがちではあるものの憎めないチャーミングな夏目美咲を演じた高橋は、「みなさんと会うと心から癒やされて、オアシスのような現場でした! たくさん笑顔にならせていただき、いつも幸せでした」とニッコリ。次々と暗雲が立ち込める物語とは一転、撮影現場は最後まで和気あいあいで、平和な空気に包まれた。

 26日の最終回では、紗英のもとで居候していた中学3年生・山田未久(田牧そら)を突き落とした真犯人や、九条の正体が明かされる。

次のページへ (2/2) 【写真】クランクアップを迎えた小雪と松下
1 2
あなたの“気になる”を教えてください