俳優の伊藤沙莉が、主人公・寅子を演じるNHK連続テレビ小説『虎に翼』（月～土曜午前8時）。24日に第127回が放送され、寅子が美佐江（片岡凛）の娘・美雪（片岡）と向き合う様子が描かれた。SNSでは2人の様子に「緊迫感すごい」と感激の声が目立った。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

『虎に翼』第127回では、美雪が友だちに売春をさせ金品を窃盗させた疑いがもたれ、調査を受けることになった展開が描かれた。美雪は寅子に調査は不要と言い、「全部私がやりました」と認めた。だが反省しているふうではなく、正直に答えたほうびに質問させてほしいと、寅子に、どうして人を殺しちゃいけないのかと聞いた。新潟編で美佐江と同じ質問をされた寅子は「奪われた命は元に戻せない……」と寅子なりの答えを示した。

　美雪は寅子の話を笑うとナイフを取り出した。寅子に「母の手帳をご覧になったんでしょう？」と語ると「母も娘もほかの子たちとは違う。異質で特別で手に負えない。救うに値しない存在だと」と語りかけた。寅子は「全く逆。あなたもお母さんも確かに特別。でも、それはすべての子どもたちに言えること」と答えた。その後、寅子は手帳を読んで気付いたとし、「美佐江さんを恐ろしい存在だと勝手に思ってしまった。そのことが過ちだった」と語ると、美佐江への対応を間違えたことを謝罪。美雪に「あなたのことはあきらめたくない……話しましょう。何度でも」と告げた。

　その後、寅子は美雪を試験観察とし民間の施設で生活させることに。半年後、美雪は祖母を思いやる気持ちを持つなど問題を起こすことなく生活していた。寅子は「きちんと人生を歩んでいけると判断しました」と不処分とした。祖母と美雪は涙を流して抱き合った。

　SNSでは寅子と美雪のやり取りに「緊迫感ある対峙」「緊迫感すごい」「迫真のやりとり」「息をのんだ」「壮絶なぶつかり合い」「感嘆した」「濃密な15分」「すごい日」「片岡凛素晴らしかった」「怪演」と感激の声が目立った。