サンド伊達みきお「仕事があるうちにリタイアしたい」 現在50歳…富澤も「55歳くらいまでは頑張ろうかな」
お笑いコンビ・サンドウィッチマンがMCを務めるCBC・TBS系特番『サンドウィッチマンと最高のシメ~人生最後に何をする?~』が10月5 日午後3時30分から放送される。「人生の最後に本気でしたいこと」をテーマにしたドキュメントバラエティーで、3組のゲストが企画にチャレンジ。収録を終え、サンドウィッチマンとゲストのお笑いコンビ・なすなかにしが取材に応じた。
特番『サンドウィッチマンのと最高のシメ~人生最後に何をする?~』に出演
お笑いコンビ・サンドウィッチマンがMCを務めるCBC・TBS系特番『サンドウィッチマンと最高のシメ~人生最後に何をする?~』が10月5 日午後3時30分から放送される。「人生の最後に本気でしたいこと」をテーマにしたドキュメントバラエティーで、3組のゲストが企画にチャレンジ。収録を終え、サンドウィッチマンとゲストのお笑いコンビ・なすなかにしが取材に応じた。
なすなかにしの那須晃行は昨年12月、脳こうそくを発症。緊急手術を受けて休養、リハビリを受けつつ、今年4月から活動を再開した。だが、コンビでの漫才再開には至っていない。番組では、相方の中西茂樹が那須のために楽曲を作詞し、那須のボーカルと中西のギターで披露するシーンも見られた。
中西「自分が1人になってから、番組の進行とか今まで那須くんがやっていた仕事も始めたんですが、やってみて『こんな大変なことを今までやってもらってたんや』と。だから、これからは自分もできることをやって、彼の負担を減らしてあげたいなと思いました」
いとこでもある2人。中西の言葉を受け、那須も実感を込めた。
「ずっとコンビでやってきて仲も良くて、コンビでいるのが当たり前だったんですけど、倒れてからはそれが当たり前ではないなとよく分かりました。脳こうそくになって、まだ言葉も全然下手くそやったんですけど、やっぱ 相方がいるから、『辞めなければ』と思ったことなかったですね」
そんな2人の曲作りを見ていたサンドウィッチマン・富澤たけしは「『なすなかにしもいろんなことができるんだな』って、ちょっと感動しました」と言い、場を和ませた。
高校時代の同級生でもある富澤と相方の伊達みきおは、ともに50歳。その感想を求められると、伊達は「富澤もね。もう、余命いくばくもないので(笑)」とボケつつ、コンビの“余生”を語った。
「田舎から2人で出てきてある程度の夢は叶ったので、もうあとは余生です。富澤とは『いつまでやるのかな』と話をしています。前は『50歳くらいまでやったら、遊びたい』と思っていたんですが、今まだまだ仕事の需要があるんですね。(仕事が)なくなってから辞めるのもちょっとダサいので、仕事があるうちにリタイアしたいなと言ってます」
富澤も「55歳くらいまでは頑張ろうかなと思ってます。まだ需要もあるので」と言い、足並みをそろえた。
その後、「人生でつい先延ばしにしてしまうことは」の那須と伊達が回答した。
那須「漫才ですね。復帰してからまだお客さんの前でやっていないので」
伊達「家を買いたいです。まだ賃貸なんで。(家は)東京で買うんじゃなくて、仙台に持ちたいです。うちの親父も40歳で家を買っていて」
伊達の強い思い「仙台で死にたくて」
伊達は続けて「仙台で死にたくて、絶対に仙台の葛岡火葬場で焼いてほしいんです」と故郷へのこだわりを明かした。
「『俺が死んだら仙台まで運んでくれ』って富澤にいつも言っています」
「人生最後にやりたいこと」の問いには、4人それぞれユーモアに回答した。
伊達「今まで会ってきた人たちにもう1度会いたいですね。東日本大震災以降、特に思うようになりました。同窓会とかにも連絡が来てもなかなか行かなかったんですが、できるだけ顔を出したり、先生にも会っておかないと」
富澤「40代くらいから芸能人の先輩が亡くなって、死ぬことを考えたり、遺言の書き方を調べたりしました。でも、子どもには財産を1円たりとも残したくないですね(笑)。争いとかろくなことにならないじゃないですか。本当に人生最後の日には、全部パチンコに使いたいです(笑)」
那須「親と離れて暮らしているので、家族旅行で思い出の場所にまた行きたいです」
中西「ずっと松竹芸能にいるので、(サンドウィッチマンの所属する)グレープカンパニーに移籍したいですね」
同番組はCBC制作で、ゲストの「人生の最後に本気でしたいこと」が叶う瞬間までを密着。なすなかにしの中西はいとこで相方の那須のために1曲の歌を作る。現在大人気のアイドルFRUITS ZIPPERのメンバー櫻井優衣は、祖父との思い出の料理『フライパン』の再現に挑む。さらに亡父の最後を知る旅に出る一般人に密着。それぞれが人生に向き合って出した答えとは。