運動会は必要か否か…“不要”主張した橋下徹氏を北斗晶が一喝「私はそうは思わない!」

元女子プロレスラーの北斗晶が18日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』に生出演。運動会について必要か不要かの討論で、必要派の北斗は、不要を掲げた元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏を圧倒する場面があった。

北斗晶【写真:ENCOUNT編集部】
北斗晶【写真:ENCOUNT編集部】

橋下氏が気圧され笑いが起こるシーンも

 元女子プロレスラーの北斗晶が18日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』に生出演。運動会について必要か不要かの討論で、必要派の北斗は、不要を掲げた元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏を圧倒する場面があった。

 騎馬戦や棒倒しを廃止する流れや、リレーや徒競争などでの順位付け、勝ち負けをなくしたり、時短開催で規模縮小する学校もあると紹介された運動会について話し合った。

 北斗は「人生は勝ち負けは必ずあるじゃないですか」と受験などに触れた上で、「運動会って、走って1位だなんだって決めることだけじゃないと思うんですよ。1か月以上かけて準備とかあるんですよ。みんなで何かを決めて、何かを準備して、当日があって、片付けがあってっていう、いろんな意味で運動会って必要だと思ってる」と見解を披露した。

 唯一の不要派・橋下氏は“一律教育はもうダメ”とした。「(賛成派の)皆さんのご意見はごもっとも」とした上で、「運動会は基本的には一律集団行動が前提になってるじゃないですか。それは前提に置きながらも、選択制にしていくべきなのかな。学年とか男女とかの区分けもやめて、自分が参加したい競技で、それは“運動会”って名前をつけなくても、やればいいし。やりたくないんだったら、やらなくていいし」と発言。直後に共演陣の薄い反応を受け、「ダメですかね」と低姿勢で発した。

 必要派の古坂大魔王が「今のままでいいとはまったく思わない。“全員1位”とか、あんなのやんなくていい」と口にすると、北斗は「やんなくていい。“手つないでゴール”とか、こんなもの私、いらないと思う」と同調した。

 橋下氏は「順位を決めるのも重要だと思うんですよ。でも、それは順位で争いたいっていう人の中で集まって、順位競争をやればいいと思うんですけど。それ嫌だっていう子どももいるんであれば、無理やり徒競走とかリレーに入れるんじゃなくて。嫌な子は別のものを。運動が嫌なら別のカリキュラムでやっていくとか。デジタルを使えば個人の能力に合わせたプログラムってできますんで。全員が一律に一斉にやる必要はないのかな」と説明した。

 北斗は、橋下氏の話に食い気味に「私はそうは思わない!」と一喝。橋下氏が気圧され、笑いが起こった。北斗は「(選択制で)子どもの伸ばせるものを伸ばしていくっていうじゃないですか。(でも)嫌いなものを避けるっていうことを覚えてしまう。自分の得意なことしかやらない子、やってみなきゃわかんないこともあるんで」と力強く考えを示した。

 MCの青木源太アナウンサーが「徒競走に出たくなかったら、橋下さんの論理でいうと、もう出なくていいってなっちゃいますもんね」とフォロー。北斗は「そうそうそうそうそうそう。出りゃいいんですよ。負けてしまっても、勝って喜び、負けて悲しみ。負けた子に頑張ったじゃないかっていう励ます力もつくんで」と熱弁し、「ダーメッ! 好きなことだけやったら」と語気を強めた。さすがの迫力に、スタジオが笑いに包まれた。

 また、4歳の娘が今月、運動会で「本人より寝られない」と待ち遠しそうな菊地亜美は、「毎日の幼稚園の生活はわからないじゃないですか。でも、あんなちっちゃい3歳、4歳ぐらいの子がコミュニティを作って、頑張って“先生、話聞いて”とかやってる集大成を見れるイベントだから」と告白。北斗は「泣くよ。初めてんとき、私と(夫の元プロレスラー・佐々木)健介、ボロ泣きしたからね。“こんなことまでできるようになったんだ”って。ある意味、親へのご褒美よ。ちっちゃいときは」と振り返ると、笑いが起こった。

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